たこ焼き酒場たこまるのFC評判は?テイクアウトとイートインの2軸で稼ぐ大衆居酒屋

たこ焼き酒場たこまるのFC評判は

たこまるはたこ焼きのテイクアウトと大衆居酒屋を組み合わせたFCです。公開PLはテイクアウトとイートインを分けて記載され1円単位で検算が一致。10坪と20坪で売上構成が逆転する構造や、初期費用890万円に備品が含まれていない点まで解説します。

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。

基本情報たこ焼き酒場たこまる
加盟金
100万円
初期費用
890万円
ロイヤリティ
売上の5%
損益分岐の目安
黒字化まで2〜3ヶ月
店舗数
4店舗(すべて直営)

たこ焼きテイクアウト+居酒屋

本部の公式サイト・公開資料の数字をもとに掲載しています。詳しい前提は本文をご確認ください。

目次

たこ焼き酒場たこまるとは

たこ焼き酒場たこまるはたこ焼きのテイクアウトと大衆居酒屋を組み合わせた業態のフランチャイズです(本部責任者:大原哲夫氏/兵庫県尼崎市)。

掲げているのは「関西風の出汁の効いた、たこ焼き酒場/第5世代の大衆居酒屋」。本部の事業構想は明確です。

「総合居酒屋ではなく専門的な商品がある店が選ばれる昨今、たこ焼きという誰もがしっているフードアイテムで鳥貴族や串カツ田中のような大衆居酒屋を作っていきます。関西風のかつお出汁のきいた生地と蛸にこだわり、コスパや安心感がありつつ20代〜30代の若者も楽しんで来店できる店づくりを行っております」

コンセプトは「女性でも入りやすい低単価のたこ焼き酒場」。店舗数は4店舗(すべて直営)で、募集段階は0次です。推奨エリアは駅ナカ・駅前/繁華街/商業施設内。

初期費用の内訳

※10坪店舗の場合

項目 金額
内外装費 500万円
加盟金 100万円
厨房機器 100万円
物件取得費 90万円
研修費 80万円
初期広告費 10万円
採用費 10万円
小計 890万円
備品・消耗品費 38万〜90万円(店舗により異なる)
実質的な合計 928万〜980万円

この費用を法人で用意するなら

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表記の890万円に備品・消耗品費は含まれていません

内訳のうち備品・消耗品費を除いた7項目の合計が、ちょうど890万円になります。つまり表記の890万円は備品・消耗品費(38万〜90万円)を含まない金額です。

備品がなければ営業できないため、実際に用意すべき資金は928万〜980万円と見ておくべきです。資料には「※店舗により金額は異なります」と注記されているので、意図的に幅を持たせた表記だと考えられますが、総額として認識しておく必要があります。

なお最大項目は内外装費500万円で、初期費用の56%を占めます。たこ焼きを焼く設備と居酒屋の客席を両方備える必要があるため、10坪という小さな面積でもそれなりの工事費がかかります。

収益モデル

項目 数値
月間売上 350万〜500万円
ロイヤリティ 売上の5%
営業利益 60〜120万円
黒字までの期間 2〜3ヶ月
初期費用回収期間 2年
店舗数 4店舗(すべて直営)

月間PL(本部公開・坪数別)

このPLは、本サイトで扱ってきた資料の中でも珍しくテイクアウトとイートインを分けて記載しています。

項目 10坪(15〜20席) 20坪(30〜40席)
客数(店頭テイクアウト) 1,500 1,100
客数(店内イートイン) 1,200 1,750
客単価(店頭テイクアウト) 950円 750円
客単価(イートイン) 1,950円 2,050円
売上 3,765,000円 4,412,500円
原価 1,280,100円 1,412,000円
粗利益 2,484,900円 3,000,500円
アルバイト人件費 800,000円 850,000円
店長人件費 350,000円 350,000円
ロイヤリティ・事務手数料(5%) 188,250円 220,625円
家賃 150,000円 300,000円
決済手数料(uber・paypayなど) 145,000円 90,000円
水光熱費 95,000円 110,000円
広告宣伝費 40,000円 40,000円
消耗品費 30,000円 40,000円
リース料 30,000円 30,000円
経費計 1,828,250円 2,030,625円
オーナー利益 656,650円 969,875円

※本部注記:「あくまで記載の数値は実績値であり、結果を保証するものではございません」。

検算結果:両パターンとも1円単位で完全に一致

テイクアウトとイートインを別々に計算して合算する必要がありますが、すべて正確でした。

検証 10坪 20坪
テイクアウト売上 1,425,000円 825,000円
イートイン売上 2,340,000円 3,587,500円
合計=表記の売上 3,765,000円 ✓ 4,412,500円 ✓
ロイヤリティ=売上×5% 188,250円 ✓ 220,625円 ✓
経費の合計=経費計 1,828,250円 ✓ 2,030,625円 ✓
粗利益−経費計=利益 656,650円 ✓ 969,875円 ✓

10坪と20坪で、売上の作り方がまったく違います

このPLで最も興味深いのは、坪数によって売上構成が逆転する点です。

10坪 20坪
テイクアウト売上 1,425,000円(37.8%) 825,000円(18.7%)
イートイン売上 2,340,000円(62.2%) 3,587,500円(81.3%)
テイクアウト客数 1,500人 1,100人
イートイン客数 1,200人 1,750人

10坪の店はテイクアウト客のほうが多く、20坪の店はイートイン客のほうが多い。席数が限られる小型店はテイクアウトで、席数のある大型店はイートインで稼ぐ——という当然の帰結ですが、それを数字で分けて示している点が実務的です。

本部が特徴①で「店頭テイクアウト、店内イートイン、デリバリー、出前など売上軸が複数ある」と述べているとおり、物件の条件に応じて売上の作り方を変えられるのがこの業態の柔軟性です。

テイクアウト比率が高いと決済手数料が重くなります

経費の中で、10坪のほうが20坪より高い項目が1つだけあります。決済手数料です。

決済手数料 売上比 テイクアウト比率
10坪 145,000円 3.9% 37.8%
20坪 90,000円 2.0% 18.7%

売上が少ないほうが手数料が高い——この逆転は、項目名の「uber・paypayなど」に理由があります。

フードデリバリーサービスの手数料は、一般にキャッシュレス決済(3%前後)より大幅に高い水準です。テイクアウト・デリバリー比率が高い10坪店舗は、そのぶん手数料負担が増える構造になります。

本部は特徴②で「uberとの相性が良い。テイクアウトが主体としてあるためuber用の包材や工数が別途かからず提供できる。たこ焼きは見込み生産でもあるため注文から提供までが早い」と述べています。これは事実ですが、相性が良いことと、利益率が高いことは別です。

デリバリーは席がなくても売上を作れるという点で小型店の味方ですが、手数料というコストを伴う——この両面を理解したうえで、自分の物件に合った構成を考える必要があります。

収益性の比較

10坪 20坪
原価率 34.0% 32.0%
人件費率 30.5% 27.2%
FL比率 64.5% 59.2%
家賃比率 4.0% 6.8%
営業利益率 17.4% 22.0%

20坪のほうがあらゆる指標で有利です。利益額も656,650円対969,875円で、月31万円の差がつきます。

理由は明快で、店長人件費350,000円が坪数に関係なく同額だからです。10坪でも20坪でも店長は1人。売上が大きいほうが、この固定費を薄められます。

一方、10坪には家賃比率4.0%という軽さがあります。初期費用も内外装費が抑えられるはずなので、小さく始めてリスクを抑えるという選択も合理的です。

回収期間2年はかなり保守的

初期費用890万円(備品込みで928万円として)に対し——

  • 10坪(656,650円)なら約14.1ヶ月
  • 20坪(969,875円)なら約9.6ヶ月

本部表記の「2年」は、どちらの計算よりも長い設定です。黒字化までの2〜3ヶ月を加えても、まだ余裕があります。

サマリーの営業利益「60〜120万円」もPLの範囲(65.7万〜97万円)と整合しており、資料全体として控えめな数字を出していると言えます。実態より良く見せようとしていない点は、評価できます。

たこまるの3つの特徴

① テイクアウトとイートインの2軸で稼げる

「店頭テイクアウト、店内イートイン、デリバリー、出前など売上軸が複数ある」。

これはリスク分散でもあります。天候が悪い日は来店が減りますが、デリバリーは増える。昼はテイクアウト、夜はイートイン——時間帯でも使い分けられます。

PLがテイクアウトとイートインを分けて記載しているのは、この2軸が本当に機能していることを示すためでしょう。

② uberとの相性が良い

「たこ焼きは見込み生産でもあるため注文から提供までが早い」。

これはデリバリーにおいて重要な要素です。注文を受けてから焼き始める商品だと、配達員を待たせることになります。たこ焼きはあらかじめ焼いておけるため、ピックアップまでの時間が短く済みます。

また「uber用の包材や工数が別途かからず」——テイクアウトが主体の業態なので、容器も作業フローもそのまま使えます。

③ 利用シーンが幅広い

「ご飯かわり、おやつ、夜食、お土産など購入タイミングが多い」。

たこ焼きは食事にも、間食にも、手土産にもなる——この汎用性が、1日2,700人(10坪店舗のテイクアウト1,500人+イートイン1,200人)という客数を支えています。

客層が「20代〜60代の男女(全範囲)」と幅広いのも、この性格によるものです。

加盟前に確認すべき3つの注意点(本部公表)

① 責任者(店長)が必要

「たこまるという事業に責任を持って運営をし、一緒に全国チェーンにしてくださる人が必要です」。

PLに「店長人件費」が独立項目で350,000円計上されていることと対応しています。アルバイトだけでは回らず、責任を持つ人が1人必要という設計です。

オーナー自身が店長を務めるなら、この350,000円が手元に残ります。利益656,650円に加えれば、実質的な手取りは月100万円前後になる計算です。自分が店に立つのか、人を雇うのかで経済性が変わる点は押さえておくべきです。

② 立地選定が大事

「飲食店という店舗ビジネスである以上、人流がある地域や場所をしっかりと選定する必要があります」。

推奨エリアが駅ナカ・駅前/繁華街/商業施設内と、いずれも人通りの多い場所である点に注意してください。テイクアウトが売上の2〜4割を占める業態なので、通りがかりの客数が必要です。

PLの家賃は10坪で150,000円(坪15,000円)。駅前や商業施設でこの坪単価が実現できるかは、エリアによって大きく変わります。本部サポートに「出店立地選定のサポート」が含まれている点は心強いところです。

③ 食品衛生管理者の資格が必要

「都道府県の定める講習会があるのでそちらに参加してもらう必要があります」。講習受講で取得できるため、大きなハードルではありません。

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売上が好調な店舗・伸び代がある店舗の特徴

好調な店舗:サラリーマンと近隣住民が集まるエリア

「早い時間はサラリーマンの方、遅がけは地元の方の利用という来店の属性が広くとれている。小人数や宴会需要など、それぞれのニーズに対しても受け止めれている」。

時間帯で客層が入れ替わることで、席の稼働が平準化されます。さらに客層の欄には「一人客/4〜6名グループ客/10名〜20名の団体客」と記載されており、人数の幅も広く受けられることが分かります。

居酒屋業態で団体客を取れるかどうかは売上に直結するため、席のレイアウト(カウンターとテーブルの比率)は物件選定時の重要な検討事項になります。

伸び代がある店舗:具体的な1店舗の分析が書かれています

この欄が、本サイトで扱った資料の中でも特に実践的です。抽象的な「こういう店は伸びない」ではなく、実在する1店舗の具体的な分析が書かれています。

「一年前に出店した30坪の電鉄高架下店舗。すっきり目の店内内装でファミリー層に好まれる店舗を作れたことで早めの時間帯にピークを持ってくることができた。カウンターも設けて一人客の利用も確認できたので、二軒目使いなど若者層へ認知を増やしていければまだまだ伸びしろがある」

読み取れることが3つあります。

  • 内装でピーク時間を動かせる——「すっきり目」の内装にしたらファミリー層が早い時間に来るようになった
  • カウンターを設けると一人客が取れる——席の構成が客層を決める
  • 伸びしろは「二軒目使い」——居酒屋としての時間帯をまだ取りきれていない

直営4店舗という段階だからこそ書ける、現場の手触りがある分析です。

客層

  • 20代〜60代の男女(全範囲)
  • サラリーマン——一人客/4〜6名グループ客/10名〜20名の団体客
  • ファミリー層

客単価はテイクアウト750〜950円、イートイン1,950〜2,050円。イートインでも2,000円程度という低単価が、「女性でも入りやすい」というコンセプトを支えています。

本部がベンチマークに挙げる鳥貴族や串カツ田中も、低単価・専門商品・大衆居酒屋という共通点を持つ業態です。

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まとめ

  • たこ焼きのテイクアウト+大衆居酒屋のFC。4店舗(すべて直営)でFC実績はまだなし
  • 初期費用表記は890万円だが、備品・消耗品費(38〜90万円)が含まれていない。実質928万〜980万円
  • ロイヤリティ売上の5%
  • 公開PLは両パターンとも1円単位で検算一致。テイクアウトとイートインを分けた精度の高い資料
  • 10坪はテイクアウト主体、20坪はイートイン主体と売上構成が逆転する
  • テイクアウト比率が高いほど決済手数料が重い(10坪3.9%/20坪2.0%)
  • 利益は10坪656,650円、20坪969,875円。店長人件費35万円が固定のため大型店が有利
  • 本部公表の注意点は店長の確保・立地選定・食品衛生管理者

「たこ焼きで大衆居酒屋を作る」という構想は明快で、鳥貴族・串カツ田中というベンチマークも具体的です。テイクアウトとイートインの2軸を持つことで、物件の条件に合わせて売上の作り方を変えられる柔軟性もあります。

PLの精度も高く、テイクアウトとイートインを分けて記載したうえで1円単位まで整合しています。回収期間2年という表記も計算値(9.6〜14.1ヶ月)より保守的で、数字を盛らない姿勢がうかがえます。「伸び代がある店舗」の欄に実在店舗の具体的な分析を書いている点も、誠実さの表れです。

気をつけるべきは、初期費用890万円に備品が含まれていないこと、そしてFC実績がまだゼロ(直営4店舗のみ)であることです。

検討する際は、①備品・消耗品費を含めた総額(928万〜980万円)での資金計画、②自分が店長を務めるのか雇うのか、③候補物件は10坪型と20坪型のどちらが適するか——この3点を整理してください。特に③は、テイクアウトとイートインのどちらで稼ぐかという事業設計そのものに関わります。

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