STREET CHURROSのFC評判は?開業費1,200万〜1,800万円と本部支払い7.6%の実態

STREET CHURROSは韓国発のチュロス専門店で、日本での本格的なFC公募が始まったブランドです。目の前で搾って揚げるライブ感がSNSで広がり、オープン初日から行列を作る集客力が売りです。

本部が公開するPLは項目ごとに細かく、3坪の路面店で月商380万円・営業利益68万円。ただしロイヤリティは5%と書かれていますが、本部に支払う総額は月商の7.6%になります。この記事では公開PLを分解して、実際の負担と収益性を整理します。

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目次

STREET CHURROSとは?事業概要と特徴

株式会社L.B.Marketが日本展開する韓国発のチュロス専門店です。オーツ麦やレンズ豆など16種類の穀物をブレンドした生地を、オリジナルのチュロスマシンで搾って揚げます。サクッとモチモチの食感が特徴です。

ドリンクにも力を入れており、全レシピを2016年WCCK KCGSCチャンピオンバリスタのチャ・ユナム氏が開発しています。チュロス単体ではなく、ドリンクとのセットで客単価を作る設計です。

本部は、このビジネスモデルがハーバード・ビジネス・スクールの公式研究対象に選ばれたとしています。韓国カルチャーの人気と「ワンハンドスイーツ」市場の需要を追い風に、日本展開の先行者利益を狙えるタイミングという位置づけです。

こんな方におすすめ

  • 話題性の高い業態で先行者利益を取りたい方
  • 低コスト・小スペースで永続性のある新規事業を探している法人
  • 自己資金550万円を用意できる方
  • 人を雇って店舗を運営できる方

費用一覧

項目 金額
加盟金(FCに参加するための初期費用) 330万円(税込)
保証金 100万円(非課税)
研修費 55万円(税込)
デザイン費 55万円(税込)
契約時の合計 540万円(税込)
物件取得費・内外装工事費 別途
開業費用の総額目安(スケルトン物件) 1,200万〜1,800万円
最低自己資金の目安 550万円(融資活用の場合)
契約期間 5年間(以降5年ごとの自動更新)

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月々かかる費用は「ロイヤリティ5%」だけではない

項目 金額 月商380万円の場合
ロイヤリティ 月売上の5% 19万円
販促費(販促協力金) 月売上の2% 7万6,000円
システム利用料 月額1万1,000円 1万1,000円
チュロスマシンレンタル料 月額1万3,200円 1万3,200円
本部への支払い合計 — 29万200円(月商の約7.6%)

「ロイヤリティ5%」という表示は業界では低めですが、実質的な本部への支払いは月商の約7.6%です。事業計画を立てるときはこちらの数字で見てください。

なおチュロスマシンのレンタル料は5年分の一括払い(71万5,000円)も選べます。月払いだと1万3,200円×60カ月=79万2,000円なので、一括なら7万7,000円お得になります。初期費用に余裕があるなら一括が合理的です。

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収益モデル|3坪の路面店で月商380万円

本部が公開しているPLは次のとおりです(すべて税込)。

項目 金額 売上比
月商 380万円 100%
原価 ▲114万円 30.0%
人件費 ▲125万円 32.9%
家賃 ▲30万円 7.9%
光熱費 ▲10万円 2.6%
通信費 ▲9,000円 0.2%
広告宣伝費 ▲3万円 0.8%
ロイヤリティ ▲19万円 5.0%
販促協力金 ▲7万6,000円 2.0%
システム利用料 ▲1万1,000円 0.3%
マシンレンタル料 ▲1万3,200円 0.3%
営業利益 68万800円 17.9%

飲食業としては良好な数字です。原価率30%は標準的、営業利益率17.9%は飲食店の平均を上回ります。

注目①:3坪で月商380万円という密度

わずか3坪で月商380万円は、1坪あたり月126万円という計算になります。テイクアウト専門だからこそ成立する数字で、客席を持つ飲食店とは収益構造が根本的に違います。

裏を返せば、この売上は行列ができる立地が前提です。公開PLの家賃30万円という水準も、3坪で30万円=坪単価10万円なので、かなりの好立地を想定しています。立地が取れるかどうかが、この業態のすべてと言っても過言ではありません。

注目②:人件費125万円は「ワンオペ」ではない

本部は「ワンオペ運営が可能」としていますが、公開PLの人件費は125万円で、原価(114万円)より大きい最大のコスト項目です。仮に時給1,200円とすると月1,000時間強、常時3人以上が稼働している計算になります。直営店の実績も従業員8名です。

矛盾しているわけではなく、「オペレーションとしてはワンオペでも回せる設計だが、月商380万円を出すには人数が要る」ということだと読めます。自分が立つのか、人を雇うのかで収支は大きく変わるため、想定する体制での試算を本部に出してもらってください。

直営店の実績

項目 内容
エリア・時期 東京都/2024年12月オープン
オープン費用 1,000万円
営業利益(年額) 950万円
条件 オープン1年目/1店舗/従業員8名

投資1,000万円に対して1年目の営業利益が950万円なので、およそ1年で初期投資を回収している計算です。ただしこれは直営店の数字で、本部は「オーナーとして開業する場合、この他に加盟金等の本部に支払う費用が発生する場合があります」と注記しています。

FCで開業する場合は加盟金540万円が上乗せされ、開業総額は1,200万〜1,800万円。公開PLの営業利益68万円×12カ月=年816万円で計算すると、回収期間は1年半〜2年強が現実的な見込みです。

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STREET CHURROSの3つの強み

① ライブ感による集客力

目の前で搾って揚げる工程そのものが販促になります。SNS映えするデザインと韓国発の話題性が重なり、本部はオープン初日から行列ができるとしています。広告宣伝費が月3万円(売上比0.8%)に収まっているのは、集客を商品とオペレーションで作れているためです。

② 求人に強い

日本1号店の応募数は113名、離職率7%という水準を維持しています。人件費が最大のコストであるこの業態で、採用と定着に強いことは直接的な競争力です。オリジナルチュロスマシンにより未経験アルバイトでも初日から戦力になる点が効いています。

③ 小スペースで高密度の売上

3坪から出店でき、テイクアウト専門のため席数の制約を受けません。家賃を抑えつつ売上密度を上げられるため、好立地の小区画という競争の少ない物件を狙えます。

研修・サポート体制

開業前

  • 物件選定・市場調査(専門業者による商圏調査・立地調査)
  • 内外装デザイン、厨房機器の選定
  • レシピ開発、仕入れ業者の選定
  • 求人サポート、広告宣伝・デザインサポート
  • 本部研修(東京)5日+店舗研修4日

開業時・開業後

  • グランドオープン時に2日間のオープンサポート
  • 広告宣伝サポート、新商品の開発・提供

開業までの5ステップ

  1. 資料ダウンロード(沿革・ビジネスモデルの詳細を確認)
  2. 説明会(出店スタイルを踏まえたアドバイスあり)
  3. 契約の締結(専門業者による商圏・立地調査を行い、物件確定後に契約)
  4. 開業準備/研修(店舗設計・備品購入・採用を本部が支援、マネジメント研修と実店舗研修)
  5. グランドオープン(2日間のオープンサポート)

物件が確定してから契約という順序になっている点は、加盟者にとって安全な設計です。立地が決まらないまま加盟金を払うリスクがありません。

向いている人・向いていない人

向いている人 向いていない人
自己資金550万円以上を用意できる 300万円以下で始めたい
好立地の小区画を狙える 立地にこだわらず開業したい
アルバイトの採用・育成ができる 完全に1人で回したい
話題性のある業態で先行したい 流行の波を避けたい
5年以上続ける前提で考えられる 短期で撤退する可能性がある

加盟前に確認すべき3つの注意点

① 本部への支払いは月商の7.6%で計算する

ロイヤリティ5%に加え、販促費2%、システム利用料、マシンレンタル料がかかります。合計で月商の約7.6%。事業計画はこの数字で組んでください。

② 公開PLの体制(人件費125万円)を自分に合わせて引き直す

「ワンオペ可能」と公開PLの人件費125万円には開きがあります。自分が店に立つのか、完全に人に任せるのかで営業利益は数十万円単位で変わります。想定体制での試算を必ずもらってください。

③ 開業総額は1,200万〜1,800万円と幅が大きい

スケルトン物件の場合の目安で、600万円もの幅があります。物件とエリアで変動するため、候補物件が具体化した段階で総額を確定させる必要があります。自己資金550万円は融資活用が前提の数字です。

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よくある質問

飲食未経験でもできますか?

本部研修5日+店舗研修4日に加え、グランドオープン時に2日間のオープンサポートがあります。オリジナルマシンの導入により、未経験のアルバイトでも初日から活躍できる設計とされています。

何坪必要ですか?

公開されている収益モデルは3坪の路面店です。テイクアウト専門のため小スペースで出店できます。

物件は自分で探すのですか?

本部が物件選定・市場調査を行い、専門業者による商圏調査・立地調査を実施します。物件が確定してから契約を締結する流れです。

マシンレンタルは一括のほうが得ですか?

5年一括払いは71万5,000円、月払いは1万3,200円×60カ月=79万2,000円です。一括のほうが7万7,000円安くなります。

副業でもできますか?

本部は「オーナー経営が可能な副業をお探しの方」も対象に挙げています。ただし公開PLの人件費125万円が示すとおり、スタッフを雇って運営する前提になります。

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まとめ

STREET CHURROSは、3坪で月商380万円という売上密度と、営業利益率17.9%を両立させた業態です。離職率7%という採用の強さも、人件費が最大コストのこのビジネスでは実質的な競争力になります。

検討すべきは3点。本部への支払いは月商の7.6%であること、公開PLは人を雇う前提の数字であること、そして開業総額が1,200万〜1,800万円と幅があること。立地が取れる見込みがあるなら、1年半〜2年での投資回収が狙える設計です。物件確定後に契約する流れなので、まず商圏調査まで進めて判断するのが現実的です。

※本記事の費用・収益モデル・直営店実績は、株式会社L.B.Marketがアントレに開示している情報(2026年10月時点)に基づきます。売上比・本部支払い比率・回収期間の試算は、公開数値をもとに本サイトが計算したものです。最新の条件は必ず資料請求・説明会でご確認ください。出典:アントレ STREET CHURROS/株式会社L.B.Market

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本部が示すPLはあくまでモデルケースです。実際に原価率や人件費率が計画どおりに収まっているかを毎月確認し、ズレの原因を潰していくのは加盟店側の仕事になります。開業前の事業計画づくりから決算まで相談できる税理士を見つけておくと、数字の異変に早く気づけます。

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