PERSONAL MITTのFC評判は?8畳で開業・会員7名で黒字化するキックボクシングジム

PERSONAL MITTのFC評判は

PERSONAL MITTは8畳〜10畳のスペースで開業できるパーソナル専門キックボクシングジムのFCです。初期費用436万円、客単価40,000円、損益分岐は会員約7名。公開PLを検算するとロイヤリティがサマリーの固定10万円ではなく売上10%で計上されていました。

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。

基本情報PERSONAL MITT
加盟金
300万円
初期費用
436万円〜
損益分岐の目安
会員約7名
店舗数
19件加盟

8畳から開業のパーソナルキックジム

本部の公式サイト・公開資料の数字をもとに掲載しています。詳しい前提は本文をご確認ください。

目次

PERSONAL MITTとは

PERSONAL MITTはパーソナル専門のキックボクシングジムのフランチャイズです(本部社長:四枝英之氏・張徳義氏)。

フランチャイズツアーの紹介文はこうです。

「業界店舗数No.1のパーソナル専門キックボクシングジム。トレーナーの半分はキックボクシング未経験者からスタートしています。このビジネスは低コストで開業ができ、さらに高単価・高利益率のため初期費用が早く回収できます。他にも、WEB広告の運用を本部が負担しているのでオーナー様の業務負担を減らしたままWEB集客を最大化できます」

本部のコメントによれば、恵比寿店から始まり、FC募集から1年半で全国13店舗を出店。「パーソナルのキックボクシングジム業界では国内最大級の規模」としています。契約店舗数は19件加盟です。

推奨エリアは池袋・渋谷・代々木上原など都内のほか、「都内以外でも十分収益が見込める場所もございます」とされています。

初期費用の内訳

項目 金額
加盟金 300万円
保証金 96万円(物件の保証金のため必要のない物件もある)
内装費 20万〜30万円
前家賃 12万円
道具代 10万円
仲介手数料 0円
初期費用合計 436万円〜(※物件による)

この費用を法人で用意するなら

FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。

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内訳を足すと438万円となり、表記の436万円とは2万円の差がありますが、内装費が20万〜30万円の幅を持つことを踏まえればほぼ整合しています。

この内訳で際立つのが設備投資の軽さです。

  • 内装費20万〜30万円
  • 道具代10万円

合計わずか30万〜40万円。本部はメリット①でその理由を説明しています。

「トレーニングできるスペースが8畳〜10畳あれば可能なので、家賃を大きく抑えることができて、筋トレに使う高価な器具も必要ないため、初期費用が大幅に抑えることができる」

一般的なフィットネスジムはマシンに数百万〜数千万円かかります。PERSONAL MITTはミットとグローブがあれば成立するため、設備投資がほぼ発生しません。

結果、初期費用436万円のうち300万円(69%)が加盟金。買っているのはノウハウとブランドという構成です。

なお保証金96万円は「物件の保証金のため必要のない物件もある」と注記されています。該当すれば340万円程度で開業できる計算になります。

収益モデル

項目 数値
月間売上 100万〜150万円
ロイヤリティ 固定10万円
営業利益 60〜105万円
初期費用回収期間 1年
契約店舗数 19件加盟

月間PL(本部公開・3パターン)

※本部注記:「PLはPERSONAL MITT恵比寿店の実績です」「オーナーがお店に入られる場合は、その分も加算」「加盟店オーナー利益=営業利益+オーナーの給与」「金額は全て税抜き表示」

項目 良くないお店 平均的なお店 繁盛しているお店
客数(会員数) 10 20 37
客単価 40,000円 40,000円 40,000円
売上 400,000円 800,000円 1,480,000円
原価 0円 0円 0円
粗利益 400,000円 800,000円 1,480,000円
家賃 200,000円 200,000円 200,000円
人件費 0円 0円 0円
ロイヤリティ 40,000円※ 80,000円※ 148,000円※
その他(決済手数料) 12,960円 25,920円 51,840円
広告宣伝費 10,000円 10,000円 15,000円
水光熱費 10,000円 10,000円 10,000円
交通費 0円 0円 0円
経費計 272,960円 365,920円 559,840円
営業利益 400,000円 800,000円 1,400,000円
加盟店オーナー利益 127,040円 434,080円 920,160円

※本部注記:「あくまで記載の数値は実績値であり、結果を保証するものではございません」。

検算結果:売上と「加盟店オーナー利益」は整合します

会員数×客単価40,000円=売上は3パターンとも正確です。

そして「売上−経費計=加盟店オーナー利益」がすべて一致します(400,000−272,960=127,040円など)。この行が実際の利益と考えられます。

一方「営業利益」の行は、良くないお店400,000円・平均的なお店800,000円——売上と同額になっており、明らかに表示上の誤りです。「加盟店オーナー利益」のほうを見るべきです。

ロイヤリティが「固定10万円」になっていません

サマリーには「ロイヤリティ 固定10万円」と明記されています。しかしPLの計上額を売上で割ると——

売上 PL計上額 売上比
良くないお店 400,000円 40,000円 10.0%
平均的なお店 800,000円 80,000円 10.0%
繁盛しているお店 1,480,000円 148,000円 10.0%

3パターンすべてで正確に10.0%。固定額ではなく売上連動で計算されています。

どちらが正しいかで、収支は大きく変わります。

固定10万円なら 売上10%なら(PL) 差
良くないお店 -60,000円(赤字) -40,000円 オーナー有利
平均的なお店 -100,000円 -80,000円 オーナー有利
繁盛しているお店 -100,000円 -148,000円 オーナー不利(月4.8万円)

※表は各ケースでロイヤリティとして支払う額

会員数が少ないうちは売上10%のほうが有利、会員が増えると固定10万円のほうが有利です。繁盛店(月商148万円)では月4.8万円・年58万円の差になります。

なお、サマリーの営業利益「60〜105万円」を月商100万〜150万円で検証すると、ロイヤリティ10%で計算したほうが整合します(月商100万円で約64.8万円、150万円で約107.6万円)。ただし断定はできないため、加盟前に必ず確認してください。

経費計にも差異があります

経費項目を足し上げると、良くないお店以外で経費計と一致しません。

項目の合計 表記の経費計 差
良くないお店 272,960円 272,960円 —
平均的なお店 325,920円 365,920円 40,000円
繁盛しているお店 424,840円 559,840円 135,000円

差額が一定でないため、表に載っていない経費がある可能性が考えられます。

ただし利益は表記の経費計で計算されているため、利益額自体は保守的(経費を多めに見た数字)です。この点では安心して読めます。

人件費0円が意味すること

PLの人件費は3パターンとも0円。注記に「オーナーがお店に入られる場合は、その分も加算」「加盟店オーナー利益=営業利益+オーナーの給与」とあります。

つまりこのPLはオーナー自身がトレーナーとして施術する前提です。

パーソナルトレーニングは1対1のサービスなので、1人で対応できる会員数には物理的な上限があります。

会員数 想定(週1回・1回60分として)
良くないお店 10名 月約40セッション
平均的なお店 20名 月約80セッション
繁盛しているお店 37名 月約148セッション

繁盛店の37名を1人で見る場合、月148回のミット打ち。これが本部の挙げるデメリット「体力が必要」に直結します。

トレーナーを雇えば会員数の上限は上がりますが、人件費が発生し、PLの数字は変わります。「自分がどこまで動くか」が事業規模を決める構造です。

家賃20万円・客単価4万円という設計

固定費は家賃200,000円+水光熱費10,000円+広告宣伝費10,000円=220,000円。

変動費はロイヤリティ10%+決済手数料3.24%=約13.24%なので、限界利益率は約86.8%です。

220,000円 ÷ 86.8% = 売上約25.3万円 = 会員約6.3名で損益分岐

会員7名で黒字になります。PLの「良くないお店」が10名なので、その7割で損益分岐——下振れ耐性の高い構造です。

これを可能にしているのが客単価40,000円という高単価です。8畳〜10畳のスペースに家賃20万円を払っても、会員7人で元が取れる。少人数・高単価というパーソナル特化の戦略が、数字に表れています。

回収期間の検証

初期費用436万円に対し——

  • 平均的なお店(434,080円)なら約10.0ヶ月
  • 繁盛しているお店(920,160円)なら約4.7ヶ月

本部表記の「1年」、メリット①の「6ヶ月〜12ヶ月以内」——いずれもこの計算とよく整合します。

さらに保証金96万円が不要な物件(340万円)であれば、平均的なお店で約7.8ヶ月まで短縮されます。

「利益率67%」について

本部はメリット②で「利益率が67%。家賃などの固定費が少ないので利益率が非常に高いです」としています。

PLから計算すると——

利益 売上 利益率
良くないお店 127,040円 400,000円 31.8%
平均的なお店 434,080円 800,000円 54.3%
繁盛しているお店 920,160円 1,480,000円 62.2%

繁盛店で62.2%——67%に近い水準ですが、完全には一致しません。より売上の大きい店舗の数字か、別の計算方法によるものと考えられます。

いずれにせよ50〜60%台の利益率は、本サイトで扱ったFCの中でも上位です。原価ゼロ・人件費ゼロ(オーナーが働く)・家賃20万円という構造が、この高さを支えています。

本部が挙げる3つのメリット

① 初期費用の回収が6ヶ月〜12ヶ月以内

前述のとおり、8畳〜10畳のスペースと高価な器具が不要という点が、初期費用436万円という水準を実現しています。PLの計算とも整合します。

② 利益率が67%

「家賃などの固定費が少ないので利益率が非常に高いです」。固定費が月22万円しかない構造が根拠です。

③ WEB広告の運用代行が無料

これが実質的に最も価値のあるサポートかもしれません。

「SNS広告やリスティング広告を行う代理店に依頼すると広告費に加えて、毎月10万円弱掛かりますが、本部が負担するのでオーナー様は広告費だけでプロが無料で運用してくれる」

広告代理店の運用手数料は一般に広告費の20%前後、または月額固定で発生します。本部がこれを負担するということは、月10万円弱の価値があるということです。

ロイヤリティが売上10%(平均的なお店で月8万円)であることを考えると、ロイヤリティとほぼ同額を広告運用で還元している計算になります。

集客施策の欄にも、オンライン施策として「SNS運用(Instagram、Facebook)/SEO対策/MEO対策/WEB広告(Facebook、Instagram、Google)→広告運用費(代理店への手数料)は本部負担」と明記されています。

PLの広告宣伝費が月1万〜1.5万円と極端に低いのは、運用手数料がかからないからです。

本部が明記するデメリット

体力が必要

本部が挙げるデメリットは1つだけです。

「キックボクシングが未経験でもトレーナーにはなれますが、体力がないとお客様のミット打ちは続けられません」

これは率直で、かつ本質的な指摘です。この事業はオーナー自身が身体を使うことで成立しています。PLの人件費0円はそういう意味です。

繁盛店の会員37名を1人で見るなら、月148回のミット打ち。1日あたり5〜6セッションです。資格も経験も不要ですが、体力だけは代替できません。

本部コメントで「トレーナーはキックボクシング未経験でも十分に活躍ができるので、元プロの選手じゃないと上手くいかない、という心配は一切必要ありません」と述べているとおり、技術のハードルは下げられている一方で、体力のハードルは残る——という整理です。

売上が好調な店舗の特徴

本部は3つ挙げています。

  • 明るく、素直でコミュニケーション力のあるトレーナー
  • お客様の継続率が高い
  • 基本的に本部の言う通りに聞いて、分からないときはすぐに質問をするオーナー

本部コメントでも「新規よりもリピート率にこだわっていること」「トレーナーの技術だけじゃなく、コミュニケーションやお客様との関わり方の教育も行っていること」と述べられています。

客単価40,000円という高単価サービスで、会員20〜37名を維持する——1人辞めれば月4万円が消える構造です。新規獲得より継続のほうが、収益への影響がはるかに大きくなります。

本部が会員向けイベント(K-1アマチュアの冠スポンサー、会員だけのスパーリング大会)を開催しているのも、継続率を上げる仕掛けだと読めます。

客層

  • 経営者
  • OL
  • 個人事業主
  • 役職のある会社員
  • ダイエットしたいけど、運動が続かない人

月40,000円を払える層——経営者・個人事業主・役職者が中心です。

そして「運動が続かない人」というペルソナが重要です。自分で続けられないからこそ、パーソナル(1対1)で予約を入れてもらう価値がある。一般的なジムの月会費(数千円〜1万円)と比べて高単価なのは、「続けられる」ことへの対価だからです。

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まとめ

  • パーソナル専門のキックボクシングジムFC。19件加盟、FC募集から1年半で13店舗出店
  • 初期費用436万円〜。うち加盟金300万円で、設備投資は30万〜40万円のみ
  • 8畳〜10畳のスペースで開業可能。保証金96万円が不要な物件もある
  • サマリーのロイヤリティ「固定10万円」に対し、PLは売上の10%で計上——繁盛店では年58万円の差
  • 「営業利益」の行は誤記。「加盟店オーナー利益」(12.7万/43.4万/92万円)が実際の利益
  • 人件費0円=オーナーが自分で施術する前提。利益率は繁盛店で62.2%
  • 損益分岐は会員約7名。客単価40,000円という高単価が支える
  • 本部公表のデメリットは「体力が必要」の1点のみ

構造が非常に明快なFCです。8畳のスペース・器具不要・原価ゼロ・会員7名で黒字——参入のハードルが徹底的に下げられています。WEB広告の運用手数料を本部が負担するという点も、月10万円弱の実質的な価値があります。

「トレーナーの半分はキックボクシング未経験からスタート」という本部の説明どおり、技術的な参入障壁も低い。格闘技が好きで体力がある人なら、436万円で始められる事業です。

一方で、PLは「オーナーが自分で動く」前提です。会員37名を1人で見れば月148回のミット打ち。本部が唯一のデメリットとして「体力が必要」を挙げているのは、ここがこの事業の本当の制約だからでしょう。規模を広げるにはトレーナーを雇う必要があり、そのときPLの数字は変わります。

検討する際は、①ロイヤリティは固定10万円か売上10%か(繁盛店では年58万円の差)、②経費計に含まれる未記載分(平均4万円・繁盛13.5万円)の正体、③トレーナーを雇った場合のPL——この3点を確認してください。19件の加盟実績があるので、オーナーが自分で動いている店とトレーナーを雇っている店の両方の数字を聞けると、判断材料が揃います。

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本部が示すPLはあくまでモデルケースです。実際に原価率や人件費率が計画どおりに収まっているかを毎月確認し、ズレの原因を潰していくのは加盟店側の仕事になります。開業前の事業計画づくりから決算まで相談できる税理士を見つけておくと、数字の異変に早く気づけます。

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