YOMOは国産無農薬よもぎを使う高単価のよもぎ蒸し専門店FCです。初期費用360万円、椅子はレンタル、原価率7%。公開PLを検算すると椅子1台では利益53,000円、2台では611,000円と11.5倍の差があり、本部表記の「回収1年」は2台体制が前提であることが分かりました。
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
- 加盟金
- 100万円
- 初期費用
- 360万円
- ロイヤリティ
- 椅子1台月5万円+送客課金
- 損益分岐の目安
- 6ヶ月目で黒字
- 店舗数
- 1店舗
国産無農薬よもぎの蒸し専門店
本部の公式サイト・公開資料の数字をもとに掲載しています。詳しい前提は本文をご確認ください。
YOMOとは
YOMO〜食べられるよもぎ蒸し〜はよもぎ蒸し専門店のフランチャイズです(本部責任者:三上結香氏/東京都渋谷区猿楽町)。
コンセプトは「よもぎでととのう/一流のよもぎサービスを日常に」。使用するのは「国産で無農薬、無着色、規定農家手摘みの上質なよもぎのみ」です。
本部の説明はこうです。「シンプルなビジネスモデル。免許や資格が不要で人材の採用難易度が低く、施術に技術が不要、カウンセリングのみで対応可能。低単価や付帯サービスとしてのサービス提供が多い中、本格的な専門店で差別化された結果、高価格で提供可能。年々マーケットが拡張しており需要がある業界」。
店舗数は1店舗。募集段階は0次で、FC1号店を募集しているフェーズです。推奨エリアは富裕層の住宅街。
初期費用の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 加盟金 | 100万円 |
| 研修費 | 100万円 |
| 物件取得費 | 50万円 |
| 内外装費 | 50万円 |
| 備品・消耗品費 | 30万円 |
| 採用費 | 20万円 |
| 初期広告費 | 10万円 |
| よもぎ蒸し用の椅子 | レンタル(初期費用に含まれない) |
| 初期費用合計 | 360万円 |
この費用を法人で用意するなら
FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。
内訳の合計は360万円で表記と完全に一致しています。
本部が特徴③で述べるとおり、「よもぎ蒸しの椅子はレンタルで設置可能のため、初期費用が抑えられる」という設計です。設備を買い取らず、月額リース(PLでは1台30,000円)に回しています。
一方で加盟金+研修費で200万円と、初期費用の56%が本部へのフィーです。施術技術が不要というビジネスにおいて、研修費100万円が何に対する対価なのかは確認しておきたいところです(後述のとおり、この事業の中心はカウンセリングです)。
収益モデル
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 月間売上 | 100万〜150万円 |
| ロイヤリティ | 椅子1台あたり5万円(税抜)/2台目以降3万円 +本部から送客した場合、5,000円/人 |
| 月間営業利益 | 50万円 |
| 黒字までの期間 | 6ヶ月目 |
| 初期費用回収期間 | 1年 |
| 店舗数 | 1店舗 |
ロイヤリティの設計が興味深い
ロイヤリティは2階建てになっています。
- 基本部分:椅子の台数連動(1台5万円、2台目以降3万円)——売上がいくらでも固定
- 成果部分:本部から送客した場合のみ5,000円/人
後者が特徴的です。本部が集客した分だけ追加で払う——つまり、自力で集めた客にはロイヤリティがかかりません。
客単価7,000円に対して送客手数料5,000円なので、送客1件あたり加盟店に残るのは2,000円。初回は本部送客で獲得し、リピートで回収するという設計だと読めます。
なお後述するPLにはこの送客分が計上されていません。PLは自力集客100%の前提で作られていることになります。
月間PL(本部公開・椅子の台数別)
※本部注記:「すべて税別」
| 項目 | 1台の場合 | 2台の場合 |
|---|---|---|
| 客数 | 100 | 200 |
| 客単価 | 7,000円 | 7,000円 |
| 売上 | 700,000円 | 1,400,000円 |
| 原価(7%) | 49,000円 | 98,000円 |
| 粗利益 | 651,000円 | 1,302,000円 |
| 店長人件費 | 300,000円 | 300,000円 |
| 家賃 | 100,000円 | 100,000円 |
| 広告宣伝費(HP含む) | 80,000円 | 80,000円 |
| ロイヤリティ | 50,000円 | 80,000円 |
| リース料(椅子) | 30,000円 | 60,000円 |
| 決済手数料 | 28,000円 | 56,000円 |
| 水道光熱費 | 5,000円 | 10,000円 |
| 消耗品費 | 5,000円 | 5,000円 |
| 経費計 | 598,000円 | 691,000円 |
| 加盟店オーナー利益 | 53,000円 | 611,000円 |
※本部注記:「あくまで記載の数値は実績値であり、結果を保証するものではございません」。
検算結果:両パターンとも1円単位で完全に一致
| 検証 | 1台 | 2台 |
|---|---|---|
| 客数×客単価=売上 | 700,000円 ✓ | 1,400,000円 ✓ |
| 原価=売上×7% | 49,000円 ✓ | 98,000円 ✓ |
| ロイヤリティ(台数連動) | 5万円 ✓ | 5万+3万=8万円 ✓ |
| リース料(椅子1台3万円) | 30,000円 ✓ | 60,000円 ✓ |
| 決済手数料(売上の4%) | 28,000円 ✓ | 56,000円 ✓ |
| 経費の合計=経費計 | 598,000円 ✓ | 691,000円 ✓ |
| 粗利益−経費計=利益 | 53,000円 ✓ | 611,000円 ✓ |
ロイヤリティの計算式(1台5万円、2台目以降3万円)がPLで正確に機能している点も確認できました。精度の高い資料です。
椅子1台と2台で、利益が11.5倍変わります
このPLで最も重要なのは、1台の場合の利益が53,000円しかないという点です。2台にすると611,000円——11.5倍になります。
なぜこれほど差がつくのか。分解してみます。
| 項目 | 1台→2台の変化 |
|---|---|
| 売上 | +700,000円 |
| 原価 | +49,000円 |
| ロイヤリティ | +30,000円 |
| リース料 | +30,000円 |
| 決済手数料 | +28,000円 |
| 水道光熱費 | +5,000円 |
| 店長人件費・家賃・広告費 | ±0円(合計480,000円が据え置き) |
| 利益 | +558,000円 |
増えた売上の79.7%が利益になります。
ポイントは店長人件費300,000円・家賃100,000円・広告宣伝費80,000円の計48万円が、台数に関係なく発生することです。1台ではこの48万円を売上70万円で背負うため、ほとんど利益が残りません。2台になると同じ48万円を売上140万円で背負うことになり、一気に楽になります。
損益分岐の客数
変動費は原価7%+決済手数料4%=11%なので、限界利益率は89%です。
| 固定費 | 損益分岐売上 | 損益分岐客数 | |
|---|---|---|---|
| 1台の場合 | 570,000円 | 約64万円 | 約92人 |
| 2台の場合 | 635,000円 | 約71万円 | 約102人 |
1台体制は月92人で損益分岐——PLの100人はほぼギリギリのラインです。一方、2台体制なら月102人で黒字になり、PLの200人に対して大きな余裕があります。
椅子を1台増やす追加コストは月6万円(ロイヤリティ3万円+リース料3万円)だけ。それで受け入れ可能な客数が2倍になるのですから、2台体制が基本と考えるべき構造です。
サマリーの数字は2台前提と読めます
サマリーとPLを照合すると、次のようになります。
| サマリー | PL 1台 | PL 2台 | |
|---|---|---|---|
| 月間売上 | 100万〜150万円 | 70万円(下限を下回る) | 140万円(範囲内) |
| 月間営業利益 | 50万円 | 5.3万円 | 61.1万円(近い) |
さらに回収期間で検証します。初期費用360万円に対し——
- サマリーの50万円なら7.2ヶ月+黒字化6ヶ月=13.2ヶ月 ≒ 1年 ✓
- PL2台の611,000円なら5.9ヶ月+6ヶ月=11.9ヶ月 ≒ 1年 ✓
- PL1台の53,000円なら67.9ヶ月(5年半以上) ✗
本部表記の「回収1年」は、2台体制でなければ成立しません。加盟を検討する際は、最初から2台で始めるのか、1台から始めて増やすのかを明確にしてください。1台でスタートする場合、回収期間はまったく別の数字になります。
原価率7%:高単価戦略が効いています
原価は売上のわずか7%。使うのはよもぎと消耗品だけなので、サービス業として極めて効率の良い構造です。
本部は特徴①でこう述べています。「2000〜3000円で、エステサロンなどの付帯サービスとして提供されていることが多い中で、専門店でかつ通常の2倍以上の金額で提供している」。
客単価7,000円は、一般的な価格帯(2,000〜3,000円)の2.3〜3.5倍。同じ原価構造なら、単価を上げた分がほぼそのまま利益になります。
そしてその高単価を成立させるのが「富裕層の住宅街」という立地戦略です。注意点②で「洗練された世界観が担保され、業界内での高価格帯に見合った場所選びが重要です」と明記されているとおり、立地と価格がセットになっています。
YOMOの3つの特徴
① 高単価でサービス提供ができて利益率が良い
前述のとおり、業界平均の2倍以上の単価設定です。原価率7%という構造と組み合わさり、2台体制では営業利益率43.6%という水準になります。
② 人材の確保がしやすい
「資格や免許が一切不要。施術技術も要らず、カウンセリングのみで対応可能」。
美容系サロンFCの多くは、美容師免許やネイリストといった有資格者・技術者の採用がボトルネックになります。YOMOはよもぎ蒸しの椅子に座っていただくサービスなので、施術技術そのものが不要です。
これは採用の自由度という点で大きなメリットです。本サイトで扱ったうなじ矯正ミースが美容師免許を必要とするのと比べると、対照的な設計です。
③ 初期費用が安い
「よもぎ蒸しの椅子はレンタルで設置可能のため、初期費用が抑えられる」。椅子を買い取らずリース(月3万円)にすることで、初期費用360万円に収めています。
加盟前に確認すべき3つの注意点(本部公表)
① カウンセリングができる店長/スタッフが必要
「一流のよもぎ蒸しサービスを提供するために、サービスの質を上げられるスタッフがいる必要があります」。
特徴②と裏表の関係にあります。技術は要らないが、カウンセリングはできなければならない——つまり、この事業の商品価値は施術ではなく接客対話にあるということです。
PLで店長人件費が月30万円計上されているのも、研修費が100万円かかるのも、ここに理由があります。客単価7,000円を正当化するのはカウンセリングの質です。
② 立地選定が大事
「洗練された世界観が担保され、業界内での高価格帯に見合った場所選びが重要です」。
PLの家賃は月10万円。これで「富裕層の住宅街」かつ「洗練された世界観」を満たす物件が見つかるかどうかは、エリアによって大きく変わります。家賃が上振れすればPLはそのまま崩れるため、物件探しは慎重に行う必要があります。
本部サポートに「出店立地選定サポート」が筆頭で挙げられているのは、この重要性の表れです。
③ 最低限のSNS運用が必要
「地域に根ざした集客方法は加盟店側に行っていただく必要はあります。本部からサポートさせていただきます」。
PLの広告宣伝費は月80,000円(HP含む)。本部のブランディングサポート(HP運営)がある一方、地域での集客は加盟店の仕事という整理です。
なおロイヤリティに「本部から送客した場合5,000円/人」という項目があることから、本部送客という経路も存在します。自力集客と本部送客をどう組み合わせるかで、実際の収益は変わってきます。
フランチャイズ図鑑の有料note
失敗しないフランチャイズ本部の選び方
契約前に“数字”と“条項”で見抜く
この記事で挙げた「確認すべき点」を、どの本部にも使える形にまとめました。本文8,800字。
- 良い本部と危ない本部を見分ける判断基準(数字で確かめる方法つき)
- 契約書・開示書面で必ず質問すべき条項
- 収支シミュレーションの「盛られやすい場所」と、その見抜き方
- 説明会と既存オーナー訪問でそのまま使える質問テンプレート
- 購入者特典:チェックリストPDF/収支シミュレーション添削シート/質問テンプレート
売上が好調な店舗・伸び代がある店舗の特徴
好調な店舗:富裕層が多い街でのサービス展開
「質の良いお客様の担保が可能。YOMOに通うことがステータスになっていることから、憧れで来店される方も多い」。
「ステータス」「憧れ」という言葉が使われている点が、このブランドの立ち位置を示しています。安さではなく、通っていること自体に価値を感じてもらう——高単価戦略を支える考え方です。
伸び代がある店舗:アルバイトのみで運営している
本部の指摘は具体的です。「一般的に売上責任の所在が不明確であると厳しい。また、リピーターを獲得して安定した売上を担保するビジネスモデルであるため、カウンセリングや施術をする人のサービスの質が低いと売上が安定しにくい」。
2つのことが述べられています。
- 売上責任の所在——誰が数字に責任を持つのかが曖昧だと伸びない
- リピーター型のビジネス——だからカウンセリングの質が売上の安定に直結する
PLで「店長人件費」という項目名になっていることにも注目してください。アルバイトではなく店長——責任を持つ人を1人置くことが、このモデルの前提です。月30万円という金額も、その役割に見合った水準です。
客層
- 20代〜60代の男女(全範囲)
- 美と健康にこだわっている人
年齢・性別の幅が広いのは、よもぎ蒸しが特定の悩みに限定されないサービスだからです。実際の顧客を絞り込むのは年齢ではなく、「美と健康に7,000円を払える人」という価値観と可処分所得の条件になります。
「食べられるよもぎ蒸し」というブランド名も、国産無農薬・無着色という素材へのこだわりを一言で伝える工夫です。この層に刺さる訴求だと言えます。
このブランドが合わなかったら、条件から探せます
予算・働き方・性格の7問で、掲載中の85ブランドから条件に合うものを並べます。合わないものは合わないと書きます。入力は不要、所要1分です。
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美容サロンのフランチャイズを、他社と並べて比べる
同じ美容の業態でも、必要な資格・ベッド数あたりの採算・ロイヤリティの決まり方は本部ごとに違います。アントレには美容サロン・ボディメイクの募集情報がまとまっていて、各社の募集ページで条件を見比べられます。会員登録(無料)をすると、気になった本部の資料をダウンロードできます。
まとめ
- よもぎ蒸し専門店のFC。1店舗でFC1号店を募集中。推奨エリアは富裕層の住宅街
- 初期費用360万円。椅子はレンタル(月3万円)で初期費用に含まれない
- ロイヤリティは椅子の台数連動(1台5万円/2台目以降3万円)+本部送客分5,000円/人
- 公開PLは両パターンとも1円単位で検算一致。ロイヤリティ計算式も正確に機能
- 客単価7,000円は業界平均の2.3〜3.5倍。原価率7%で2台体制なら営業利益率43.6%
- 椅子1台では利益53,000円、2台では611,000円——11.5倍の差。店長人件費など48万円が固定だから
- 本部表記の「回収1年」は2台体制が前提。1台では成立しない
- 本部公表の注意点はカウンセリング人材・立地選定・SNS運用
収益構造は明快です。原価率7%・資格不要・椅子はレンタルという軽い設計に、業界平均の2倍以上という単価を乗せています。富裕層立地という前提を満たせれば、2台体制で月61万円の利益が見込める計算です。
ロイヤリティに本部送客分だけを課金する仕組みを入れている点も、加盟店側に配慮した設計だと言えます。
一方で、椅子1台では利益がほとんど残らないという点は必ず押さえてください。店長人件費30万円・家賃10万円・広告費8万円の計48万円が台数に関係なく発生するため、2台でようやく事業として成立する構造です。
検討する際は、①最初から2台で始められるか(1台スタートなら回収計画が大きく変わる)、②家賃10万円で「富裕層の住宅街」かつ洗練された物件が取れるエリアか、③店長として置ける人の目処があるか——この3点を確認してください。店舗数1店でFC実績がない段階なので、直営店の実際の客数推移(開業から100人、200人に到達するまでの期間)もあわせて聞いておくと判断材料になります。
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法人を設立してフランチャイズに加盟するなら
FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。
開業後、この数字を管理するのはオーナー自身です
本部が示すPLはあくまでモデルケースです。実際に原価率や人件費率が計画どおりに収まっているかを毎月確認し、ズレの原因を潰していくのは加盟店側の仕事になります。開業前の事業計画づくりから決算まで相談できる税理士を見つけておくと、数字の異変に早く気づけます。
次に読むフランチャイズ
リソウノコガオ初期費用 350〜460万円ロイヤリティ 売上の10%
BYUMEN初期費用 380万円ロイヤリティ 月12万円(定額)
ecxia white初期費用 380万円〜ロイヤリティ 1台月5万円+システム1万円
eccoネイル初期費用 390万円〜ロイヤリティ 売上の10%
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