チャージは10分1,100円・20分2,200円の2メニューだけで展開する肩こり専門ファスト整体のFCです。公開PLは1円単位で検算が一致し、サマリーの営業利益率21〜29%ともぴったり整合。繁盛店ほど10分コース比率が高いという回転重視の構造も解説します。
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
- 初期費用
- 900万円〜
- ロイヤリティ
- 売上の10%
- 損益分岐の目安
- 黒字まで4ヶ月
- 店舗数
- FC4店
10分1,100円の肩こり専門整体
本部の公式サイト・公開資料の数字をもとに掲載しています。詳しい前提は本文をご確認ください。
10分ファスト整体スタンド チャージとは
チャージは株式会社SMILE CREATE GROUP(社長:伊藤賢治氏/東京都千代田区)が展開する肩こり専門のファスト整体のフランチャイズです。
キャッチコピーは「癒しでもない!治療でもない!10分で元気をチャージさせる!!」。本部はこう説明しています。
「ファスト整体スタンドチャージは、『今までにない最高の10分を創造する』というミッションを掲げ2016年9月に誕生しました。私たちは10分ケアの新しい市場を生み出し社会に活力ある時間を生むために、常に学び10分の価値を追求し続け、お客様に価値ある時間を提供致します」
メニューは10分1,100円コース、または20分2,200円コースのみ。この割り切りがこの業態の設計思想を端的に表しています。
店舗数はFC4店。募集段階は0次です。
初期費用の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| FCパッケージ | 280万円〜(詳細は要問い合わせ) |
| 内外装費 | 240万円〜 |
| 敷金 | 150万円〜 |
| 備品 | 130万円 |
| 採用費 | 50万円 |
| その他 | 50万円 |
| 初期費用合計 | 900万円〜 |
この費用を法人で用意するなら
FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。
内訳の合計は900万円で表記と完全に一致します。ただし3項目が「〜」付きの下限表記(FCパッケージ・内外装費・敷金)なので、900万円は最低ラインと理解すべきです。
特にFCパッケージ280万円〜は「詳細はお問い合わせください」とされており、中身が公開されていません。初期費用の3割を占める最大項目なので、何が含まれるのかは必ず確認してください。
また採用費50万円が計上されている点にも注目です。後述するとおり、この事業はスタッフが商品です。
収益モデル
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 月間売上 | 186〜575万円 |
| ロイヤリティ | 売上の10% |
| 営業利益 | 21〜29%(率で表記) |
| 黒字までの期間 | 4ヶ月 |
| 初期費用回収期間 | 1年半〜 |
| 店舗数 | FC4店 |
営業利益を金額ではなく率(21〜29%)で表記している点が特徴的です。後述のとおり、この数字はPLと完全に一致します。
月間PL(本部公開・3パターン)
| 項目 | 良くないお店 | 平均的なお店 | 繁盛しているお店 |
|---|---|---|---|
| 客数 | 942 | 1,505 | 3,133 |
| 客単価 | 1,984円 | 1,919円 | 1,836円 |
| 売上 | 1,868,928円 | 2,888,095円 | 5,752,188円 |
| 粗利益 | 1,868,928円 | 2,888,095円 | 5,752,188円 |
| 人件費 | 634,028円 | 1,522,344円 | 2,446,164円 |
| 家賃 | 530,000円 | 400,000円 | 960,000円 |
| ロイヤリティ | 186,893円 | 288,810円 | 575,219円 |
| その他 | 34,863円 | 47,646円 | 95,607円 |
| 水光熱費 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 広告宣伝費 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 消耗品費 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 経費計 | 1,385,784円 | 2,258,800円 | 4,076,990円 |
| 加盟店オーナー利益 | 483,144円 | 629,296円 | 1,675,198円 |
※本部注記:「あくまで記載の数値は実績値であり、結果を保証するものではございません」。
検算結果:1円単位でほぼ完全に一致
千円単位に丸めず実数で記載された、精度の高いPLです。
| 検証 | 良くない | 平均的 | 繁盛 |
|---|---|---|---|
| 客数×客単価=売上 | 1,868,928円 ✓ | 2,888,095円 ✓ | 5,752,188円 ✓ |
| ロイヤリティ=売上×10% | 186,893円 ✓ | 288,810円 ✓ | 575,219円 ✓ |
| 経費の合計=経費計 | 1,385,784円 ✓ | 2,258,800円 ✓ | 4,076,990円 ✓ |
| 売上−経費計=利益 | 483,144円 ✓ | 629,295円(表記629,296円) | 1,675,198円 ✓ |
平均的なお店に1円の丸め差があるだけで、それ以外はすべて完全に一致しました。
サマリーの「営業利益21〜29%」もPLと完全に一致します
各パターンの営業利益率を計算してみました。
| 利益 | 売上 | 営業利益率 | |
|---|---|---|---|
| 良くないお店 | 483,144円 | 1,868,928円 | 25.9% |
| 平均的なお店 | 629,296円 | 2,888,095円 | 21.8% |
| 繁盛しているお店 | 1,675,198円 | 5,752,188円 | 29.1% |
最低21.8%、最高29.1%——サマリー表記の「21〜29%」とぴったり一致します。月間売上の「186〜575万円」もPLの範囲(1,868,928〜5,752,188円)と正確に対応しています。
本サイトでは多くのFC資料で「サマリーとPLの乖離」を指摘してきましたが、チャージは資料全体で数字が一貫しています。
客単価から「20分コース」の比率が逆算できます
メニューは10分1,100円か20分2,200円の2つだけ。ということは、客単価からコースの構成比が計算できます。
| 客単価 | 20分コース比率(推定) | |
|---|---|---|
| 良くないお店 | 1,984円 | 約80% |
| 平均的なお店 | 1,919円 | 約74% |
| 繁盛しているお店 | 1,836円 | 約67% |
興味深いのは、繁盛店ほど20分コースの比率が低いことです。
一見すると「単価の高いコースを売れていない」ように見えますが、実際は逆です。繁盛店の客数は3,133人——良くないお店(942人)の3.3倍。10分コースを多く回すことで、総売上を伸ばしているという構造です。
客単価は148円下がりましたが、客数が3.3倍になったことで売上は3.1倍になりました。単価より回転——これが「10分ファスト」という業態の本質です。
家賃比率が利益を左右します
このPLで最も変動が大きい経費が家賃です。
| 家賃 | 売上比 | 人件費率 | 営業利益率 | |
|---|---|---|---|---|
| 良くないお店 | 530,000円 | 28.4% | 33.9% | 25.9% |
| 平均的なお店 | 400,000円 | 13.8% | 52.7% | 21.8% |
| 繁盛しているお店 | 960,000円 | 16.7% | 42.5% | 29.1% |
注目すべきは「良くないお店」の家賃比率28.4%です。飲食業の目安が10%以下であることを考えると、非常に重い水準です。
それでも営業利益率25.9%を確保できているのは、人件費率が33.9%と低いからです。平均的なお店(52.7%)と比べて19ポイントも低い。オーナー自身が現場に入っている可能性が考えられます。
一方、繁盛店は家賃960,000円(売上比16.7%)という高い家賃を払いながら、最も高い利益率29.1%を出しています。高い家賃を払っても、それを上回る客数が取れる立地——本部が注意点①で「店前通行量が成功の鍵を握ります」と述べているとおりの結果です。
水光熱費・広告宣伝費がゼロである点
PLでは水光熱費・広告宣伝費・消耗品費がすべて0円と記載されています。
広告宣伝費0円は、店前通行量で集客するというモデルからすれば理解できます。本部サポートに「ホームページの更新、口コミサイトの促進サポート」があることからも、集客は本部側と立地で担う設計です。
一方、水光熱費0円は実務的にはやや不自然です。商業施設内の区画で共益費に含まれている、あるいは「その他」(34,863〜95,607円)に含まれている可能性が考えられますが、資料からは判断できません。光熱費が別途かかるのかは確認しておくべきです。
回収期間の検証
初期費用900万円に対し、平均的なお店の利益629,296円で割ると約14.3ヶ月。黒字化までの4ヶ月を加えると約18.3ヶ月=1年半となり、本部表記の「1年半〜」と正確に整合します。
繁盛店(1,675,198円)なら5.4ヶ月+4ヶ月で約9.4ヶ月。初期費用が「900万円〜」と下限表記であることを踏まえ、本部も「1年半〜」と下限で示しているのは一貫しています。
チャージの3つの特徴
① マッサージ・整体業界のマクドナルドを目指す
「当業界は職人の世界と言われていますが、全てマニュアル化され誰でも均一の施術や接客を提供しているので当たり外れが極端に少ないのが特徴です」。
整体・マッサージ業界の構造的な課題は「施術者によって品質が違う」ことです。良い施術者に当たればリピートするが、そうでなければ二度と来ない。この属人性が、チェーン展開を難しくしてきました。
チャージはそこをメニューを2つに絞り、全工程をマニュアル化することで解いています。「10分1,100円」「20分2,200円」という明瞭さも、迷わせないための設計です。
「マクドナルドを目指す」という表現は、味の最高峰ではなく「どこで食べても同じ」という安心感を指していると読めます。
② お客様の評価の見える化
「時給制になっていますが、『一期一会の接客を大事にする』という考えの基、お客様に施術後毎回10段階の評価を頂いております。お客様からの評価が見える為スタッフのやりがいに繋がり評価に反映される仕組みになっています」。
これは人件費率が42〜52%を占めるビジネスにおいて、重要な仕組みです。
時給制にすると、歩合制と違って頑張る動機が弱くなります。そこを毎回の10段階評価で補い、評価を処遇に反映させる。金銭以外の動機づけと、評価の透明性で現場を回す設計です。
③ 「チャージだからできる採用」
「年齢・国籍・得意不得意など様々な方がいらっしゃいますが、チャージでは通常のサロンで求められる様々な点を削ぎ落とし仕組み化しているので、スタッフにマルチタスクは求めません。結果的に幅広い方の採用が可能です」。
これは特徴①の裏返しです。メニューを2つに絞り、工程をマニュアル化した結果、求める人材要件が下がった。
整体・リラクゼーション業界は慢性的な人材不足とされます。年齢も国籍も問わず採用できるというのは、人件費が経費の過半を占めるこの業態において、決定的な強みです。
初期費用に採用費50万円が計上されているとおり、人を採れるかどうかが開業の前提条件——その入口を広げたのがチャージの設計です。
加盟前に確認すべき2つの注意点(本部公表)
① 出店場所の選定
「店前通行量が成功の鍵を握ります。①商業施設などは本部に出店依頼がくるので、本部から共有します。②路面はオーナー様に探していただきます」。
この注意点は、物件の探し方が2通りあることを明示しています。
- 商業施設——本部に出店依頼が来るため、本部経由で紹介される
- 路面店——オーナー自身で探す
PLで家賃が400,000〜960,000円と2.4倍の開きがあるのは、この2つの違いによるものかもしれません。商業施設の区画がどのくらいの頻度で出てくるのかは、開業時期を左右するため確認しておくべきです。
なお推奨エリアの欄は「お問い合わせください」とされており、具体的な地域は示されていません。
② マネジメントが必要
「通常のリラクゼーションサロンよりも最大限仕組み化されていますが、やはりスタッフが接客・施術を行う人のビジネスですのでマネジメントが必要になってきます」。
仕組み化を強みとして掲げながら、「それでも人のビジネスである」と認めている点は誠実です。
PLでも人件費は経費の中で最大項目(繁盛店で2,446,164円)。スタッフを採用し、育て、定着させられるかが利益を決めます。
フランチャイズ図鑑の有料note
失敗しないフランチャイズ本部の選び方
契約前に“数字”と“条項”で見抜く
この記事で挙げた「確認すべき点」を、どの本部にも使える形にまとめました。本文8,800字。
- 良い本部と危ない本部を見分ける判断基準(数字で確かめる方法つき)
- 契約書・開示書面で必ず質問すべき条項
- 収支シミュレーションの「盛られやすい場所」と、その見抜き方
- 説明会と既存オーナー訪問でそのまま使える質問テンプレート
- 購入者特典:チェックリストPDF/収支シミュレーション添削シート/質問テンプレート
売上が好調な店舗・伸び代がある店舗の特徴
好調な店舗:立地戦略
「まず何より立地戦略。特に店前通行量が最重要ポイントなので、戦略は本部がしっかりサポートいたします」。
注意点①と同じ内容を、好調店舗の条件としても挙げています。繰り返し強調されている=それだけ決定的ということです。
広告宣伝費0円のPLが示すとおり、集客の手段は「通りがかり」しかありません。10分1,100円という単価で遠方から来てもらうのは難しく、目の前を歩く人の数がそのまま客数の上限になります。
伸び代がある店舗:マネジメント
「任せている店長がいるのであればしっかり店長とコミュニケーションが取れている。オーナー自身が店舗経営に入っている場合は、スタッフとのコミュニケーションが取れている。結果離職率も低いので売上も上がり生産性も上がります」。
ここで示されているのは「コミュニケーション→離職率低下→売上と生産性の向上」という連鎖です。
施術スタッフが辞めれば、その分の施術枠がなくなります。採用して一人前になるまでの期間も空白になります。離職率がそのまま売上に直結する——人件費が経費の過半を占める構造では、当然の帰結です。
特徴②の「10段階評価によるやりがい」も、この文脈で読むべきでしょう。評価されていると感じられる職場にすることが、離職を防ぎ、売上を守るという設計です。
客層
- 30代から50代のサラリーマン
- 男性7割・女性3割
整体・リラクゼーション業界では女性客が中心のイメージがありますが、チャージは男性が7割。10分1,100円という手軽さと、「癒し」ではなく「元気をチャージする」という打ち出しが、ビジネスパーソンの需要と噛み合っています。
仕事の合間に10分だけ——という使い方なので、オフィス街や駅周辺の通行量が重要になるという立地条件とも整合します。
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まとめ
- 10分1,100円/20分2,200円の2メニューのみという肩こり専門ファスト整体FC。FC4店、2016年創業
- 初期費用900万円〜。3項目が下限表記で、FCパッケージ280万円の中身は非公開
- ロイヤリティ売上の10%
- 公開PLは1円単位でほぼ完全に一致。サマリーの「営業利益21〜29%」ともぴったり整合
- 原価ゼロ。経費の中心は人件費(売上の34〜53%)と家賃(14〜28%)
- 繁盛店ほど10分コース比率が高い。単価より回転で稼ぐ構造
- 広告宣伝費0円——集客は店前通行量がすべて
- 本部公表の注意点は出店場所の選定とマネジメントの2点
資料の数字が全体で一貫しており、信頼できるFCです。サマリーの利益率表記とPLの計算結果が完全に一致する資料は、本サイトで検証した60ブランドの中でも多くありません。
事業設計も明快です。メニューを2つに絞る→マニュアル化できる→誰でも採用できる→人材不足の業界で店を増やせる——この連鎖がきれいにつながっています。「整体業界のマクドナルド」という表現は、品質の均一性と再現性を指したものとして的確です。
一方で、成否を決めるのは立地(店前通行量)とスタッフの定着の2点に集約されます。本部も注意点としてこの2つしか挙げていません。裏を返せば、それ以外は仕組みで解決済みという自負の表れでもあります。
検討する際は、①FCパッケージ280万円の内訳、②水光熱費は本当にゼロなのか(商業施設の共益費扱いか)、③商業施設の区画紹介がどのくらいの頻度であるか——この3点を確認してください。特に③は、開業できる時期そのものを左右します。
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法人を設立してフランチャイズに加盟するなら
FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。
開業後、この数字を管理するのはオーナー自身です
本部が示すPLはあくまでモデルケースです。実際に原価率や人件費率が計画どおりに収まっているかを毎月確認し、ズレの原因を潰していくのは加盟店側の仕事になります。開業前の事業計画づくりから決算まで相談できる税理士を見つけておくと、数字の異変に早く気づけます。
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PERSONAL MITT初期費用 436万円〜
カーブス初期費用 約2,100万円ロイヤリティ 売上の5%+広告分担金3%
マイゴル初期費用 3,270万円ロイヤリティ 月25万円(4打席・打席連動)
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