アイノスはバントーラ株式会社が展開する店舗不要のペットシッターFCです。加盟金0円・HP制作費0円で初期費用299.7万円、うち約6割が研修費。原価0円・家賃ほぼ0円の構造で、公開PLは1年目の利益43,750円から5年目978,500円まで伸びます。本部公表の注意点も整理しました。
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
- 加盟金
- 0円
- 初期費用
- 299.7万円
- ロイヤリティ
- 売上20万円超の部分の10%
- 損益分岐の目安
- 黒字化まで3ヶ月
- 店舗数
- 22店舗
店舗不要・リピート率90%以上
本部の公式サイト・公開資料の数字をもとに掲載しています。詳しい前提は本文をご確認ください。
アイノスとは?事業概要
アイノスはバントーラ株式会社(代表:佐藤弘幸氏)が展開するペットシッターサービスのフランチャイズです。旅行や出張で留守にする家庭を訪問し、ペットの世話をします。1回30分〜60分で、1日2〜3回の依頼もあります。
本部が掲げる特徴は明快です。店舗が不要・基本営業も不要・スタッフを雇用しても固定費はかからない。実際に公開PLでも1年目・3年目の家賃は0円、原価も0円です。
店舗数は22店舗。推奨エリアは人口30万人以上の都市(近隣3地域を合わせて30万人でも可)とされています。
初期費用の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 加盟金 | 0円 |
| HP制作&SEO等設定費 | 0円 |
| オーナー研修費 | 105万円 |
| スタッフ研修費 | 72万円 |
| 戦略・マーケコンサル費 | 56万円 |
| スタッフ採用サポート費 | 25万円 |
| 売上倍増勉強会 | 17万円 |
| 人件費5人分(研修時間分) | 9万円 |
| 採用費 | 6万円 |
| 資格取得費 | 3万円 |
| 安全管理備品費 | 3万円 |
| 動物取扱業登録費 | 1.5万円 |
| ドメイン・サーバー取得費 | 1.2万円 |
| スマホ台 | 1万円 |
| 初期費用合計 | 299.7万円 |
この費用を法人で用意するなら
FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。
この内訳は一読の価値があります。加盟金もHP制作費も0円で、費用の大半を占めるのはオーナー研修費105万円+スタッフ研修費72万円=177万円。初期費用の約6割が「人を育てる費用」です。
店舗を持たないため内装工事も厨房設備もなく、設備投資がほぼ存在しない構造になっています。
収益モデル
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 月間売上 | 初年度 平均30万円/2年目 100万円/3年目 150万円 |
| 月間営業利益 | 初年度 平均10万円/2年目 40万円/3年目 60万円(スタッフに全て任せた場合) |
| ロイヤリティ | 売上の10%(売上20万円までは無料。20万円を超えた分が対象) |
| システム費 | 月2.5万円 |
| 保険料 | オーナー1,800円/月、スタッフ800円/人/月 |
| 黒字までの期間 | 3ヶ月 |
| 初期費用回収期間 | 約1年〜1年半 |
| 店舗数 | 22店舗 |
| 推奨エリア | 人口30万人以上の都市(近隣3地域合わせて30万人でも可) |
※本部注記:売上は「地域、スタッフ数、広告の有無により大きく変動」します。
ロイヤリティの「売上20万円まで無料」という設計は、立ち上げ期の加盟店にとって合理的です。売上が小さいうちは本部への支払いが実質ゼロに近く、伸びてから負担が発生します。本部が「1年目は売上が伸びにくい」と認めているモデルと整合しています。
月間PL(本部公開の実績値)
| 項目 | 1年目平均 | 3年目平均 | 5年目平均 |
|---|---|---|---|
| スタッフ数 | 3名 | 5名 | 8名 |
| 客数 | 30 | 100 | 350 |
| 利用回数 | 90 | 330 | 650 |
| 回数単価 | 3,500円 | 3,500円 | 3,800円 |
| 店舗売上 | 315,000円 | 1,155,000円 | 2,470,000円 |
| 原価 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 家賃 | 0円 | 0円 | 60,000円 |
| 人件費 | 141,750円 | 519,750円 | 1,111,500円 |
| 広告費 | 50,000円 | 50,000円 | 0円 |
| ロイヤリティ | 11,500円 | 95,500円 | 227,000円 |
| システム料 | 27,500円 | 27,500円 | 27,500円 |
| 経費計 | 271,250円 | 748,250円 | 1,491,500円 |
| 店舗利益 | 43,750円 | 406,750円 | 978,500円 |
※上記のほか消耗品費・通信費・保険料が計上されています。本部注記:「あくまで記載の数値は実績値であり、結果を保証するものではございません」。
このPLが示しているのは「時間をかけて積み上げる事業」だということ
1年目の店舗利益は43,750円です。月5万円に届きません。初期費用299.7万円を考えると、1年目だけを見れば大幅な持ち出しです。
しかし3年目で406,750円、5年目で978,500円。5年かけて利益が22倍になる軌道が示されています。原価0円・家賃ほぼ0円という構造のため、顧客が積み上がるほど利益が残る設計です。
本部自身も注意点として「1年目は売上が伸びにくい」と明記し、その理由を「留守宅に上がり家族同様のペットのお世話をするため、最初の数ヶ月から1年間はお客様が様子見をします」と説明しています。信頼が蓄積されて初めて依頼が増える事業であり、短期回収を期待する人には向きません。
もう1点、人件費の比率に注目してください。1年目45%、3年目45%、5年目45%と一貫して売上の約45%です。この事業の原価は実質「人」であり、スタッフを増やさなければ売上も増えません。
アイノスの3つの特徴
① 集客の方法が確立されている
ペットシッターを依頼する顧客心理に合わせたマーケティング戦術を組んでいるとしています。加盟店専用HPの制作、SEO設定、AIO設定、MEO活用まで本部が担当します。
② リピート率90%以上のストック型
本部によると他社のリピート率平均50%未満に対し、アイノスは平均90%以上。顧客が蓄積されていくストック型のビジネスで、リピートに導く方法は研修で習得できるとしています。
③ 人材採用が比較的容易
本部は「ペットシッターはそもそも応募者が多い」としたうえで、良質なスタッフだけを集めて採用する方法を確立していると説明しています。採用難が課題になる他の多くのFCと比べると、ここは明確な違いです。
加盟前に確認すべき3つの注意点(本部公表)
① オープンまでに時間を要する
本部が挙げる理由は2つ。①動物取扱業の登録を申請できるまでに6ヶ月、②リピートを確実に獲得するための研修が6ヶ月間。準備期間は半年以上と見ておく必要があります。この間の生活費を資金計画に入れてください。
② 1年目は売上が伸びにくい
前述のとおり、顧客が様子見をする期間があるためです。公開PLでも1年目の利益は月43,750円。本部が回収期間を「約1年〜1年半」としているのは、この立ち上がりの遅さを織り込んだ数字です。
③ スタッフの雇用が必須
本部は「万が一誰も訪問できなくなるのを防ぐため」としてスタッフ雇用を求めています。顧客の家に上がってペットの世話をする事業である以上、約束した日に誰も行けない事態は致命的だからです。1人で始めて様子を見る、という進め方はできません。
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売上が好調な店舗・伸び悩む店舗の特徴
好調な店舗:人口・出張・単身女性が多い地域
本部は3つの要因を挙げています。
- ペットを飼育している人口に比例して顧客数が変動する
- 出張が多い人はペットシッターを利用しやすい傾向がある
- 単身女性からの依頼が毎年増えている
推奨エリアが人口30万人以上とされているのは、母数がそのまま売上に効く事業だからです。
伸び悩む店舗:本部の研修と反することをしている
本部は「集客のセオリーは決まっている。セオリーから外れると集客できなくなる」「リピートのセオリーも決まっている。セオリーから外れるとリピートしなくなる」と明記しています。
裏を返せば型の再現性が高い事業ということでもあります。自己流でアレンジしたい人より、決まった手順を忠実に実行できる人に向いています。
客層
年代は幅広く、単身の女性、旅行に行く方、出張の多いビジネスマン、多忙な経営者のほか、入院・退院される方、介護が必要になった方、怪我をされた方も含まれます。レジャー需要だけでなく、生活上の必要に迫られた需要が一定あるのが特徴です。
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まとめ
- 運営はバントーラ株式会社。店舗不要のペットシッターFCで22店舗を展開
- 初期費用299.7万円。加盟金0円・HP制作費0円で、約6割が研修費
- ロイヤリティは売上の10%だが売上20万円までは無料
- 公開PLは1年目の利益43,750円 → 3年目406,750円 → 5年目978,500円
- 原価0円・家賃ほぼ0円。人件費が売上の約45%で推移する人依存のモデル
- 本部公表の注意点は開業まで6ヶ月以上・1年目は伸びない・スタッフ雇用が必須
設備投資がほぼ不要で、顧客が積み上がるほど利益が残る構造は魅力的です。リピート率90%以上という数字も、ストック型として説得力があります。
ただし1年目の利益は月4万円台で、本部自身が「1年目は売上が伸びにくい」と明言しています。開業まで半年以上、黒字化まで3ヶ月、回収まで1年〜1年半——この時間軸を受け入れられるかが最大の判断材料です。
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FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。
開業後、この数字を管理するのはオーナー自身です
本部が示すPLはあくまでモデルケースです。実際に原価率や人件費率が計画どおりに収まっているかを毎月確認し、ズレの原因を潰していくのは加盟店側の仕事になります。開業前の事業計画づくりから決算まで相談できる税理士を見つけておくと、数字の異変に早く気づけます。
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