日本ペットシッターサービスは、飼い主の自宅を訪問してペットの世話をするフランチャイズです。開業契約金は148万5,000円(税込)、ロイヤリティは月額固定2万7,500円。店舗が不要で、自宅開業できます。
最大の特徴は本部による無料の顧客紹介制度です。本部のホームページ経由で仕事が入るため、営業活動が前提になっていません。一方で、本部公開の月収105万円モデルはスタッフを雇って初めて成立する数字です。この記事では条件を分解して整理します。
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開業契約金の内訳・収益モデル・研修内容を無料で確認できます。
- 加盟金
- 148万5,000円(開業契約金)
- 初期費用
- 148万5,000円
- ロイヤリティ
- 月2万7,500円(定額)
- 損益分岐の目安
- 月9件前後
- 店舗数
- 126店舗
本部の無料顧客紹介制度あり
本部の公式サイト・公開資料の数字をもとに掲載しています。詳しい前提は本文をご確認ください。
日本ペットシッターサービスとは?事業概要と特徴
株式会社ラニマルが運営するペットシッターのフランチャイズで、加盟店は126店舗です。飼い主に代わって散歩・食事・トイレの世話・遊び相手などを行います。動物病院や美容院への送迎を行うペットタクシーも提供できます。
市場背景として、本部は日本のペット市場が2027年度に2兆円を突破する見込みであることを挙げています。「家を留守にできない」「毎日の散歩が大変」という飼い主の負担が、そのまま需要になっている構造です。
加盟はエリア制で、加盟店の商圏が守られます。オーナーは20代から80代まで幅広く、本部によると現在ペット事業を経営している加盟者の99%が未経験からの開業です。
こんな方におすすめ
- 動物が好きで、丁寧に世話ができる方
- 店舗を持たずに自宅で開業したい方
- 自分で営業をかけるのが苦手な方(本部の無料紹介制度があります)
- 副業から始めて、軌道に乗ってから専業にしたい方
費用一覧
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 開業契約金(研修費・事務用品作成費・HP制作費を含む) | 148万5,000円(税込) |
| ロイヤリティ(毎月本部に支払う費用) | 月額固定2万7,500円(税込) |
| 賠償責任保険料 | 月1,650円〜3,300円(税込) |
| 契約期間 | 2年間/更新あり |
| 最低自己資金の目安 | 100万円(融資利用の場合) |
| 勤務地 | 全国各地(エリア制) |
この費用を法人で用意するなら
FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。
開業契約金に研修費・事務用品作成費・ホームページ制作費が含まれているため、追加で請求される初期費用が少ない構成です。希望すれば加盟店のWEBサイトを作成し、本部のページとリンクさせてもらえます。
ロイヤリティが売上歩合ではなく月額固定2万7,500円なのは、売上が伸びたときに有利です。月の固定費は保険料を含めても約3万円台に収まります。
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自己資金100万円で始める場合の融資の進め方も資料で確認できます。
収益モデル|1人で月52.5万円、スタッフ2名で月105万円
本部が公開している収益モデルは次のとおりです。1件3,500円で計算されています。
| 区分 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| オーナー本人 | 1日6件 × 3,500円 × 25日 | 52万5,000円 |
| スタッフ2名 | 1日12件 × 3,500円 × 25日 = 105万円 うちオーナーの取り分50% |
52万5,000円 |
| オーナー月収合計 | 105万円 |
この105万円は、オーナー自身が1日6件こなしながら、さらにスタッフ2名を管理して初めて届く数字です。1人で回す場合の上限は52万5,000円側になります。
スタッフが生む105万円のうちオーナーの取り分が50%ということは、人件費率が50%ということです。人を増やせば売上は伸びますが、半分は人件費に出ていく設計だと理解しておく必要があります。
なお本部は別の箇所で「1日5件・25日間で月収43万円(東京都)」という数字も公表しています。1件あたりの報酬は3,300円〜5,000円で、エリアとサービス内容によって変わります。
加盟店の実例|年間所得900万〜2,200万円
| エリア | 開業時期 | 自己資金 | 年間所得額 | 体制 |
|---|---|---|---|---|
| 東京都(40代・女性) | 2020年10月 | 150万円 | 900万円 | 開業3年目/従業員2名 |
| 千葉県(60代・女性) | 2000年6月 | 100万円 | 2,200万円 | 開業23年目/従業員9名 |
どちらも従業員を雇用している点が共通しています。年間所得2,200万円の例は開業23年目・従業員9名で、1人開業の到達点ではありません。本部も「従業員を雇用すれば年収1,000万円も可能(25日稼働/開業3年目)」という条件付きの表現をしています。
松戸店のオーナーは事務職から未経験・副業でスタートし、半年後にスタッフを雇用、2年後に会社を辞めて専業化、25年間業績は右肩上がりという事例です。
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スタッフを雇う前と後で収支がどう変わるか、本部の資料で確認できます。
3つの強み
① 本部による無料の顧客紹介制度
本部のホームページから仕事が入る無料の紹介制度があります。本部は「依頼に対応できない状態」とも説明しており、営業活動をしなくても仕事が回る状態を前提にしています。集客が不安で独立をためらう人にとって、ここが最大の要素です。
② 無店舗・自宅開業で固定費が軽い
飼い主の自宅を訪問するため店舗が不要です。家賃も在庫もかからず、月の固定費はロイヤリティ2万7,500円+保険料で済みます。1件3,500円なら、月9件前後で固定費を回収できる計算になります。
③ 加盟店専用の賠償責任保険
ペットの世話中に起こりうる事故を幅広く対象とする賠償責任保険が完備されています。他人の家族同然のペットを預かる仕事なので、万一の備えが制度として用意されているのは実務上大きい点です。
研修・サポート体制
- マニュアル研修:全2回
- 実務研修:最低3回以上(主に飼い主とのやり取り中心)
- オンライン研修:全12回
- 実技研修:ペットシッター実技、ドッグトレーナーによる大型犬の散歩・複数ペットの同時散歩の指導
- 資格取得サポート:各種資格の取得支援
- 開業後:固定客づくり・信頼獲得・利益確保の実務指導、加盟店研修(老犬介護セミナーなど)、オーナー同士の交流
開業までの5ステップ
- 資料をダウンロード
- 無料相談(オンライン/対面)で事業プランを一緒に設計
- ご契約(双方合意のうえ加盟契約)
- 研修・資格取得のフォロー
- 本部が集客用ホームページを作成し、顧客紹介制度を利用して開業
向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 動物に心を込めて接することができる | 動物の扱いに不安がある |
| 訪問先を1日数件回る体力がある | 移動が多い働き方が苦手 |
| 将来スタッフを雇って拡大したい | 1人で完結させたい(収入上限あり) |
| 固定費を抑えて長く続けたい | 短期で大きく稼ぎたい |
| 土日や早朝・夜間の依頼に対応できる | 稼働時間を固定したい |
加盟前に確認すべき3つの注意点
① 動物取扱責任者の要件を確認する
法改正により、ペットシッターは届け出が必要な仕事になり、動物取扱責任者を置くことが義務付けられています。本部はオーナーの事情に応じた方法をアドバイスするとしていますが、要件を満たすまでの期間と手段は開業時期に直結します。最初に確認すべき項目です。
② 月収105万円はスタッフ雇用が前提
前述のとおり、公開モデルの105万円は自分で1日6件回しつつスタッフ2名を動かす数字です。1人で始める場合の現実的な上限は月52万円台と見て、そこから逆算してください。
③ 1日6件が回るエリアかどうか
1件の所要時間は1時間程度ですが、訪問型なので移動時間が加わります。都市部と地方では1日に回せる件数が変わります。自分のエリアでの移動距離を踏まえ、モデルの6件が成立するかを説明会で詰めるべきです。
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失敗しないフランチャイズ本部の選び方
契約前に“数字”と“条項”で見抜く
この記事で挙げた「確認すべき点」を、どの本部にも使える形にまとめました。本文8,800字。
- 良い本部と危ない本部を見分ける判断基準(数字で確かめる方法つき)
- 契約書・開示書面で必ず質問すべき条項
- 収支シミュレーションの「盛られやすい場所」と、その見抜き方
- 説明会と既存オーナー訪問でそのまま使える質問テンプレート
- 購入者特典:チェックリストPDF/収支シミュレーション添削シート/質問テンプレート
よくある質問
未経験でも開業できますか?
本部によると、現在ペット事業を経営している加盟者の99%が未経験からの開業です。マニュアル研修・実務研修・オンライン研修・実技研修が用意されています。
資格は必要ですか?
開業にあたって動物取扱責任者を置く必要があります。本部に資格取得のサポート制度があり、オーナーの状況に応じた方法を提案してもらえます。
営業は自分でするのですか?
本部のホームページ経由の無料顧客紹介制度があるため、本部は「営業は不要」としています。加えて希望すれば加盟店用のWEBサイトを本部が制作します。
1件いくらになりますか?
ペットシッター1回3,300円〜5,000円です。本部の収益モデルでは1件3,500円で計算されています。
副業から始められますか?
できます。松戸店のオーナーは事務職との副業で開業し、半年後にスタッフを雇用、2年後に専業化しています。
このブランドが合わなかったら、条件から探せます
予算・働き方・性格の7問で、掲載中の85ブランドから条件に合うものを並べます。合わないものは合わないと書きます。入力は不要、所要1分です。
まとめ
日本ペットシッターサービスは、開業契約金148万5,000円・月額固定ロイヤリティ2万7,500円で、無店舗・未経験から始められるFCです。本部の無料顧客紹介制度があるため、集客不安が独立のネックになっている人には現実的な選択肢になります。
ただし収入を伸ばす経路はスタッフ雇用です。人件費率50%を前提に、1人で回す52万円の段階と、人を入れて105万円を目指す段階を分けて計画するのが現実的です。あわせて動物取扱責任者の要件は、開業時期を左右するので早めに確認してください。
※本記事の費用・収益モデル・加盟店実績は、株式会社ラニマルがアントレに開示している情報(2026年10月時点)に基づきます。最新の条件および収益の前提は、必ず資料請求・無料相談でご確認ください。出典:アントレ 日本ペットシッターサービス/株式会社ラニマル
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FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。
開業後、この数字を管理するのはオーナー自身です
本部が示すPLはあくまでモデルケースです。実際に原価率や人件費率が計画どおりに収まっているかを毎月確認し、ズレの原因を潰していくのは加盟店側の仕事になります。開業前の事業計画づくりから決算まで相談できる税理士を見つけておくと、数字の異変に早く気づけます。
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