リソウノコガオは50代未経験・無資格でも5日間でデビューできる小顔矯正サロンのFCです。マンション1室で営業し初期費用350〜460万円、ロイヤリティ10%。公開PLを検算すると原価ゼロで1ベッドの損益分岐は月43人。サマリーとの利益差も検証しました。
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。
- 加盟金
- 150万円
- 初期費用
- 350〜460万円
- ロイヤリティ
- 売上の10%
- 損益分岐の目安
- 1ベッド月43人
- 店舗数
- 7店舗(直営1・FC6)
無資格・未経験で5日でデビュー
本部の公式サイト・公開資料の数字をもとに掲載しています。詳しい前提は本文をご確認ください。
リソウノ コガオとは
小顔の専門店【リソウノ コガオ】は小顔矯正と骨盤矯正を提供するサロンのフランチャイズです(本部責任者:松本蓮氏)。
キャッチコピーは「未経験でも50代からでも挑戦できる!求人に困らない小顔サロン」。本部の説明では「50代未経験、無資格でも5日間でセラピストとしてデビューができる」業態です。
本部は「リソウノコガオは、女性が未来を築ける環境を提供し、公正な評価の職場づくりを推進。ネット予約制で業務に集中でき、成長機会も豊富。本部が集客・育成を支援し、30代・40代の挑戦を応援」としています。
店舗数は7店舗(直営1・FC6)。募集段階は0次です。推奨エリアは主要都市または地方都市の駅周辺。
初期費用の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 加盟金 | 150万円 |
| 物件取得費 | 90万円(実費) |
| 研修費 | 50万円 |
| 内外装費 | 50万円(実費) |
| 初期広告費 | 50万円 |
| 備品 | 50万円 |
| 採用費 | 20万円 |
| 初期費用合計 | 350〜460万円 |
この費用を法人で用意するなら
FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。
内訳の合計は460万円で、表記の上限と一致します。下限350万円との差額110万円は、実費表記の物件取得費・内外装費(計140万円)が圧縮できた場合と考えられます。
この業態はマンションの1室で営業する設計なので、路面店のような内装工事が不要です。だからこそ内外装費50万円という水準で収まります。
一方で加盟金150万円は初期費用の約1/3を占め、本サイトで扱っているサロンFCの中でも高めです。
収益モデル
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 月間売上 | 140万円 |
| ロイヤリティ | 売上の10% |
| 営業利益 | 1ベッド30〜50万円/2ベッド40〜80万円 |
| 黒字までの期間 | 3ヶ月 |
| 初期費用回収期間 | 8ヶ月〜1年3ヶ月 |
| 店舗数 | 7店舗(直営1・FC6) |
月間PL(本部公開・ベッド数別)
※前提:オープンから6ヶ月の数値/「1ベッドの稼働率を70%まで向上させた後に、次の求人を行います」
| 項目 | 1ベッド | 2ベッド |
|---|---|---|
| 客数 | 85 | 170 |
| 客単価 | 8,235円 | 8,235円 |
| 売上 | 700,000円 | 1,400,000円 |
| 粗利益 | 700,000円 | 1,400,000円 |
| 人件費 | 250,000円 | 500,000円 |
| 家賃 | 120,000円 | 120,000円 |
| 広告宣伝費 | 88,000円 | 176,000円 |
| ロイヤリティ | 70,000円 | 140,000円 |
| 水道光熱費 | 15,000円 | 15,000円 |
| 消耗品費 | 11,000円 | 11,000円 |
| 経費計 | 554,000円 | 962,000円 |
| 加盟店オーナー利益 | 146,000円 | 438,000円 |
※本部注記:「あくまで記載の数値は実績値であり、結果を保証するものではございません」。
検算結果:両パターンとも完全に整合
客数×客単価=売上(85×8,235=699,975円、170×8,235=1,399,950円。千円単位で丸め)、ロイヤリティ=売上の10%、経費の合計=経費計、売上−経費計=利益。すべて正確に一致しました。
原価がゼロ:売上がそのまま粗利益になる
このPLで最も目を引くのは、原価の項目が存在しないことです。売上700,000円=粗利益700,000円。
小顔矯正と骨盤矯正は施術者の手技だけで完結するため、脱毛機の消耗品もホワイトニングの溶剤も必要ありません。消耗品費11,000円(売上の1.6%)がある程度です。
本サイトでこれまで検証したFCの中で、原価率が実質ゼロというのは最も極端な構造です。
1ベッド増やすと利益がいくら増えるのか
ベッドを1台から2台に増やした場合の変化を分解します。
| 項目 | 変化 | 性質 |
|---|---|---|
| 売上 | +700,000円 | — |
| 人件費 | +250,000円 | ベッドに比例 |
| 広告宣伝費 | +88,000円 | ベッドに比例 |
| ロイヤリティ | +70,000円 | 売上に比例 |
| 家賃・水光熱費・消耗品費 | ±0円 | 完全固定(146,000円) |
| 利益 | +292,000円 | — |
ベッド1台あたりの限界利益率は41.7%(売上70万円に対し変動費40.8万円)。そして家賃・水光熱費・消耗品費の146,000円は何台になっても変わりません。マンションの1室で複数ベッドを運用できるからです。
ここからベッド1台体制の損益分岐を逆算すると——
146,000円 ÷ 41.7% = 売上約35万円(月43人)
PLの1ベッドが月85人なので、その半分の集客で損益分岐します。立ち上げ期の耐性は高い構造です。
サマリーの「1ベッド30〜50万円」とPLの146,000円は大きく違います
サマリーの営業利益は1ベッドで30〜50万円ですが、PLの1ベッドは146,000円。2倍以上の開きがあります(2ベッドは40〜80万円に対しPL438,000円で、こちらは範囲内)。
1ベッドで30万円の利益を出すには、逆算すると月約107万円の売上(客数130人)が必要です。PLの1ベッドは85人なので、PLの前提(稼働率70%・オープン6ヶ月時点)とは明確に別の前提です。
PLに「オープンから6カ月の数値となります」と明記されていることを踏まえると、サマリーの30〜50万円は稼働が成熟した後の数字と読むのが自然です。ただし、月130人(1日4.3人)を1ベッドで受けられるのかは営業時間次第なので、どちらの前提で検討すべきかは必ず確認してください。
回収期間は2ベッド前提で見るべき
初期費用460万円に対し——
- 2ベッド(438,000円)なら約10.5ヶ月 → 本部表記「8ヶ月〜1年3ヶ月」と整合
- 1ベッド(146,000円)なら約31.5ヶ月 → 表記の範囲外
つまり「8ヶ月〜1年3ヶ月」は2ベッド体制が前提です。1ベッドのまま運営する計画なら、回収までの時間は大きく変わると理解しておく必要があります。
リソウノ コガオの3つの特徴
① 高い求人力と低い離職率
本部は「独自に開発した5日間育成プログラムにより、一般的なサロンの約1.5倍の生産性をもつスタッフを、3ヶ月以内という短い期間で育成します」としています。
これがこのFCの核心です。無資格・未経験・50代でも5日でデビューできるということは、採用の母集団が圧倒的に広いということ。美容系FCの多くが有資格者(美容師免許など)を必要とするなか、資格要件がないのは明確な差別化です。
人材を採れなければ売上が立たない業態において、採用のハードルの低さがそのまま事業リスクの低さになります。
② 雇用形態は業務委託または正社員
「固定費は最小限、利益は最大化した運営が出来ます」。業務委託であれば人件費を売上連動にできるため、PLで人件費がベッド数に正比例している構造とも整合します。
③ マンションの1室だからコストカットが可能
「家賃や光熱費などのランニングコストを最小限に抑え、利益を最大化できます」。
家賃120,000円・水道光熱費15,000円という水準は、駅周辺の商業テナントではまず実現できません。しかもベッドを2台にしても家賃は上がらない——固定費が据え置きのまま売上だけ倍増できるのは、この立地戦略のおかげです。
加盟前に確認すべき3つの注意点(本部公表)
① セラピストによって契約率が左右される
本部は「『この人にならお金を払いたい』と思われる先生としてのポジショニングが必要。技術力だけでなく、接客や信頼感が重要となります」としています。
5日間でデビューできる=参入障壁が低い、ということは裏返せば技術だけでは差がつかないということです。本部が「先生らしさ」という言葉を使っているのは、信頼感をどう作るかが売上を決めるという意味です。
② 集客媒体の初期設定は加盟店の作業
「集客媒体の運用は本部が行いますが、各媒体の契約から初期設定は、加盟店様にお願いしております」。
運用は本部、契約と初期設定はオーナー——という分担です。開業準備のスケジュールを引く際は、媒体の審査・契約にかかる期間を見込んでおく必要があります。
③ 物件に関わる契約などはオーナー対応
「スムーズな運営準備と適切な店舗管理のため、物件の契約、電気の立ち合いや備品の受け取りは、オーナー様に対応をお願いしております」。
開業準備で現地対応が必要になるため、副業・遠隔での開業を考えている場合は特に注意が必要です。立ち合いのために何日稼働できるかを事前に見積もってください。
フランチャイズ図鑑の有料note
失敗しないフランチャイズ本部の選び方
契約前に“数字”と“条項”で見抜く
この記事で挙げた「確認すべき点」を、どの本部にも使える形にまとめました。本文8,800字。
- 良い本部と危ない本部を見分ける判断基準(数字で確かめる方法つき)
- 契約書・開示書面で必ず質問すべき条項
- 収支シミュレーションの「盛られやすい場所」と、その見抜き方
- 説明会と既存オーナー訪問でそのまま使える質問テンプレート
- 購入者特典:チェックリストPDF/収支シミュレーション添削シート/質問テンプレート
売上が好調な店舗・伸び代がある店舗の特徴
好調な店舗:スタッフの自己成長意欲が高い
「サービス業のため、『この人は技術にこだわっている先生だ』と認識されることで、信頼されやすく、任せてもらいやすい。先生らしさが重要」。
伸び代がある店舗:スタッフ教育に力を入れていない
「前向きに取り組むスタッフが増え、契約獲得の営業ができるようになること」。
好調店舗・伸び代店舗・注意点①——3つすべてが「スタッフ」に収束しています。本部サポートに「3ヶ月間週1回のZOOM面談」「その後月1回のスタッフとの個別面談」「毎月の覆面調査と改善指導」が並んでいるのも同じ理由です。
このFCでオーナーがやるべき仕事は、ひとことで言えばスタッフを「先生」に育てることです。
客層
- 20歳から40歳までの女性(9割が女性)
- 男性も施術可能(都心の店舗または紹介のみ)※女性より成約率が高い
興味深いのは「男性は女性より成約率が高い」という開示です。顧客の9割が女性である一方、受け入れを限定している男性のほうが成約しやすい。都心店舗を検討する場合、男性の受け入れ範囲をどこまで広げられるかは収益に効く論点になります。
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美容サロンのフランチャイズを、他社と並べて比べる
同じ美容の業態でも、必要な資格・ベッド数あたりの採算・ロイヤリティの決まり方は本部ごとに違います。アントレには美容サロン・ボディメイクの募集情報がまとまっていて、各社の募集ページで条件を見比べられます。会員登録(無料)をすると、気になった本部の資料をダウンロードできます。
まとめ
- 小顔矯正・骨盤矯正のサロンFC。7店舗(直営1・FC6)、マンションの1室で営業
- 初期費用350〜460万円。加盟金150万円、物件取得費と内外装費は実費
- ロイヤリティ売上の10%
- 公開PLは1ベッド・2ベッドとも検算が完全一致
- 原価ゼロ。売上がそのまま粗利益になる手技サービス
- 固定費146,000円はベッドを増やしても変わらない。1ベッドの損益分岐は月43人
- サマリーの「1ベッド30〜50万円」とPLの146,000円に2倍以上の開き(PLはオープン6ヶ月時点の数値)
- 無資格・未経験・50代でも5日でデビューできる育成プログラムが最大の差別化
このFCの本質的な強みは、収益構造ではなく人材採用のハードルの低さにあります。美容系サロンFCの最大のボトルネックは「施術できる人を採れるか」であり、そこを資格不要・5日間研修で解いているのは合理的です。
収益面でも、原価ゼロ・固定費146,000円・ベッド増設で家賃据え置き——という構造は明快で、人を採れた分だけ利益が積み上がる設計になっています。
検討時の確認ポイントは、①サマリーとPLで2倍開いている1ベッドの利益はどちらの前提か、②PLに載っていないオープン6ヶ月までの数字、③物件契約や立ち合いにどれだけ自分の時間が必要か——この3点です。FC6店舗の実績があるので、既存オーナーの立ち上げ期の実データを見せてもらうのが確実です。
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法人を設立してフランチャイズに加盟するなら
FC本部の多くは法人での加盟を条件にしています。会社設立には登録免許税などの実費がかかりますが、サービスの利用で実費負担を抑えられる選択肢もあります。
開業後、この数字を管理するのはオーナー自身です
本部が示すPLはあくまでモデルケースです。実際に原価率や人件費率が計画どおりに収まっているかを毎月確認し、ズレの原因を潰していくのは加盟店側の仕事になります。開業前の事業計画づくりから決算まで相談できる税理士を見つけておくと、数字の異変に早く気づけます。
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